2023年はアメリカ本土でもオーロラ鑑賞の大チャンス到来!オーロラを見るためのコツを公開【この1年で4回オーロラを見たミネソタ州民が語る】

一生に一度はオーロラを見てみたい!今年はチャンスあるのかな?でもタイミングよくしかもアメリカ本土からオーロラを見るなんて難しいんでしょう?どうしたら本土でオーロラ見えるか教えてほしい。

一生に一度は経験したいものの一つとしてよくあげられるのがオーロラ。北欧やカナダのオーロラツアーに参加できなくても、普段からアンテナを張っておくことでアメリカ本土でもオーロラを見ることができるかも!2023年は太陽が頻繁にエネルギーを発する周期に入っており、オーロラが数多く発生しています

目次

9月からミネソタにてほぼ毎月オーロラを見るのに成功!

オーロラを探し始めて2年ほどですが、なんと去年の9月の初観測からさらに3回もミネソタにてオーロラを見ることができました!初オーロラを見たのちに、肉眼でもカラフルなオーロラを見たいという夢もなんと今年の5月に叶えることができました。私が見たのは合計4回ですが、観測ができるオーロラはもちろんそれよりもずっと多く発生しています。しかも稀な非常に強いオーロラが発生しており、アメリカ北部の州だけでなく南はなんとニューメキシコ州でもオーロラが観測されたというのですから、驚きです。つまり今年はオーロラを見る大チャンスと言えるのです!アメリカ北部に住んでいなくてもチャンスが到来するはずです。

私がオーロラを観測したのは去年の秋と今年の春にかけてです。実は10月からミネソタを何か月も離れていたので、去年の秋からミネソタにいた期間は毎月一度くらいオーロラを見ていることになります。アメリカ本土でも北部にすんでいるなら、普段からアンテナを巡らせておけばオーロラを見ることは夢物語ではなく、現実にすることができると実感しました。

  • 2022年9月4日 労働者の日(レーバーデー)の週末に近くの観測スポットにて初オーロラ
  • 2022年10月より翌年3月までオーロラを見れない場所で過ごす。
  • 2023年3月23日 大規模なオーロラ発生をミネアポリスの自宅裏庭から観測
  • 2023年4月23日 これまた大規模なオーロラをミネソタ南部にて観測
  • 2023年5月19日 ミネソタ北部のリゾートにてサプライズ・オーロラを観測

#1.夏の終わりの初オーロラは努力の結果

2022年9月4日の初オーロラについてはこちらの記事で詳しく書いています。この週末、オーロラは数日連続して観測されました。9月3日に強いオーロラが発生したのを見逃し悔しかったので翌日にトライしたことで初オーロラを見ることができました。この観測は日ごろからの情報収集と当日の周到な準備をして取り掛かり、自分で運を引き寄せたことと恐れずに他のオーロラ・ハンターとのコミュニケーションを図ったことで成功することができました。

オーロラを見たいけど精神的なバリアを乗り越えるにはどうしたらいいか悩んでいる方にはぜひ読んでほしいブログです。小心者な私がどうやって心理的バリアを克服したかについて、詳しく書いています。

#2.デスパレートな裏庭オーロラ観測

南部の州でも観測されたという非常に強いオーロラが発生したのは2023年3月23日、木曜日でした。初オーロラを経験してそれなりに満足した私はオーロラ・ハンティングに出かけるときの条件をだいたい決めています。

  • 翌日、仕事が休みのとき
  • KP指数が6かそれ以上のオーロラ観測の確率が高いとき
  • それなりに快適な温度・環境のとき(蚊が大量にいない。寒すぎない)

3月23日大きなオーロラが来るとは聞いていたのですが、翌日が仕事ということがあり見送ることにしました。ところがその日はオーロラ予報のアプリが夜になると、今まで見たことのないような確率とKP指数(KP7!)を示していたのでいてもたってもいられなくなり、裏庭から北の空を見上げてみると、なんと空がうっすらとですがグリーンに光っているではありませんか。慌ててナイトモードで写真を撮り、オーロラ発生を確認することができました。ミネアポリスの辺りは光害がひどく、通常はオーロラを見ることができません。その光害をねじ伏せてまで光を地上まで届けるオーロラというのは本当に非常に強いオーロラであったことを示しています。

左下がミネアポリスの裏庭からとったデスパレートな写真(よく見えるようサチュレーションを調整しています)。慌てて光害が少ないとこに住んでいる親せきにオーロラが見えるかもしれないから、空を見上げるように連絡したのですが、その時に姪っ子がとった写真が右下です。姪っ子にとっては初めてのオーロラだったそうで、とても喜んでくれました。

地元のニュースになっていたので、こちらの動画も見てみてください。私の裏庭からの写真とはけた違いの美しいオーロラの映像を見ることができます。この日のオーロラは南はニューメキシコ州でも観測できたそうです。ニューメキシコとまではいかなくてもアイオワ州で今年に入り何度か観測されているので、カナダと国境を接している州はもちろんそのすぐ南の州に住んでいる、滞在している方々にも今年は十分チャンスはありそうです

#3.大規模なオーロラをミネソタ南部で体験。とにかく辛抱強く待って成功!

3月の大きなオーロラを裏庭から光害に邪魔されながら観測するという微妙な経験をした後、強いオーロラが来たら平日でもハンティングに出かけたいと意を決していると4月23日にまたもやチャンスが到来しました。日中に突然、オーロラアラートがなり、見るとなんとKP指数が7を超えています!G4(非常に強い)、太陽の嵐が地球に到達していましたが日中であったためオーロラを見ることはできません。夜に向けて準備をすることにしました。翌日は月曜日で仕事があったのですが、週末は日中に移動ができるため動きやすくなります。このように日中に活発にオーロラが発生しているときは、夜までオーロラの発生が続くことがあるので要注意です。

翌日、睡眠不足で仕事に行く羽目になっても価値があると判断しました。ただその日は残念なことに曇り空。予報を見ながら東に行くよりも西の方が夜中に雲が通り過ぎてくれるのではと思い、西に位置する親戚の家へと移動することにしました。まずは親戚の家の横に車を停めて雲がはれるのを待ちます。そんな中、次々とミネアポリスから東へ向かった人達がオーロラの写真を投稿しだし、西へ狙いを定めたことを後悔。それでも辛抱強く、何時間も雲が去るのを待つ覚悟を決めます。雲の上にオーロラが発光しているのがぼんやりと見え、とにかく雲が去ってくれることを祈ります。

夜の10時過ぎくらいから待ち始め11時過ぎくらいに雲の切れ目から少しオーロラが見え始めました。場所を少し移動してもっとしっかり北の空が見える場所へ。深夜を過ぎたころには雲がかなり移動してきれいなオーロラを見ることができました。かなり活発に動くオーロラでカーテンの裾のような部分が非常に強く発光していました。色はグリーンがメインで、夢のカラフルなオーロラは見れなかったものの、以前よりも非常にくっきり見えたので満足でした。写真は左から11:20頃の雲がようやく切れ始めた頃から深夜12時過ぎの雲が減ってきた状態の空の様子です。地平線の辺りの空が少しピンク色になっているのは光害です。

#4.ミネソタ北部のリゾートにてサプライズ・オーロラ

2023年5月、友人たちとミネソタ北部のリゾートへ旅行に来ていました。光害のない場所だったのでオーロラ予報をとりあえずチェックしてみたところ短期予報ではオーロラ観測の確率は低め。FBグループも静かです。友人たちはオーロラを見たことがなく、チャンスがあるんだったらハンティングしたいという希望だったので、翌日もオーロラ予報をチェックしたところ確率が突然、上昇!友人たちがどれだけ頑張りたいか不明だったので、日中のうちに歩いて行ける場所で北の空を見渡せる場所を探すことにしました。歩くことなんと1分で北の空が見渡せる場所を見つけました。

5月19日、オーロラが夜8時頃、まだ日が暮れる前から始まりだします。なんとか暗くなるまでもってほしい、と願いながら日が落ちるのを待ちます。日中と比べるとKP指数が4.33と下がってしまったのですが、それでもチャンスはあります。ようやく十分暗くなったのが10時過ぎでした。友人に無駄足を踏ませたくなかったのでキャビンから空の写真を撮ってオーロラ発生を確認。オーロラ・ハンティング仲間たちからの目撃の投稿も始まったので、いざ日中にめどをつけた場所へ。着くなり友人が「すごい!」と声を上げるので見上げると、オーロラが強く出現していました。光害がないせいなのか、グリーン、パープル、ピンクの色をはっきりと肉眼でも見ることができ、ついに念願のカラフルなオーロラを見ることができました!

写真は左がまだ暗くなりきる前にオーロラが発生している様子を捉えた写真とその30分後に暗くなりはっきりとオーロラが見える様子です。暗くなり切っていなくても地平線の辺りがグリーン、その上が少しパープルになっているのがわかりますか?

そこまで頑張りたくない初心者がオーロラ観測の確率を上げるには

この体験から私が学んだことはむずかしいことを学びたくない初心者が、オーロラに出会うには大まかに以下の要素が必要ということ。

空さえ見上げればオーロラが発生していたのに気づかなかったということを避けること

リゾートにて私たちがオーロラを見ていた背後のキャビンでは大きなパーティが開かれていました。オーロラ発生中に急にパーティーが静かになったので、オーロラを見て言葉を失うほど感動しているのかと思ったのですが、翌日にそのグループと少し話す機会があり、オーロラには全く気付いていなかったと知りました。自分も人生で何度かそうやってオーロラを見れる機会がすぐそこにあったのに逃していたのかもしれません。アメリカ北部に住んでいるならこういう事態を防ぐだけでも、オーロラを見る機会はめぐってくるかもしれません

光害が少ないエリアにいるときは、とりあえずオーロラ予報をチェックしてみよう。アプリや地元のオーロラ・ハンターグループに参加しているとアラートがあるので便利。

自分がオーロラに出会うための努力をどこまでするのか事前に決めておくこと

オーロラを見ようと飛行機にのってアラスカやカナダのイエローナイフに行くというのも経験ですが、たなぼたオーロラ観測を狙うなら、とにかくストレスを減らして臨むのも一つの方法ではないでしょうか。例えば夜の11時までにオーロラが出現しなかったら帰宅すると決めておくとか、キャンプ場などに来ていたら北の空を注意深く見てみるとか、夜に飛行機に乗るんだったら北側の窓際の席に座るなど。

夜に飛行機に乗るなら北側の窓側の席をとっておくとオーロラを見ることができるかも!4月の強いオーロラが発生したときはなんとパイロットがなるべく多くの乗客がオーロラを見れるよう飛行機を旋回させてくれたそうですよ。

まとめ

2023年はオーロラが豊作の予報です!アメリカの北部の州に住んでいる人にはめったにないチャンスの年なのです。住んでいる場所、旅行している場所がカナダと国境を接する州でなくてもチャンスはあります。必要なのはアプリとコミュニティ、そして運です。オーロラは見るたびに異なり、何度見ても飽きません!そんな感動を少しでも多くの人に体験してほしいです。ぜひオーロラ・ハンティングしませんか?

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