子連れにも優しい!インディアナポリス観光スポット9選!世界最大のスポーツイベントも

インディアナポリスって観光ってイメージないけど、行く価値あるの?メジャーな都市とは違う観光ができるなら教えてほしい。

インディアナポリスを検索する人は仕事で行く方やロードトリップの途中で通る方々かと思います。ところがインディアナポリスの意外な魅力にびっくり!一人でも家族でも楽しめる魅力が満載の中堅都市なのです!

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インディアナポリス基本情報

インディアナポリスは中西部にあるインディアナ州の州都でスポーツが盛んで知られています。実はこの都市名は発音が意外に難しい。「インディアン・アポリス」と言ってアポリスの「ア」を強めに言う少し訛った感じになるのが正しいそうです。インディという愛称でも親しまれています。

中西部で一番大きいメトロ(都市とその近郊を含む)は人口が多い順にシカゴ、デトロイト、ミネアポリス、セントルイス、カンザス、コロンバス、そしてインディアナポリスです。つまり中西部で7番目に大きいメトロということになり、地方都市といった雰囲気になります。都会だけどのんびりした雰囲気が漂っていて、緑が豊かです。

インディアナポリスの時間は東海岸と同じです。インディアナ州にはセントラルと東海岸の2つの時間帯が共存しているので注意が必要です。インディアナ州の大部分は東海岸時間で、北西部でシカゴ都市圏に入るような場所はシカゴと同じ、セントラル時間です。南西部も同じようにセントラル時間となっています。

アクセス

インディアナポリス国際空港(IND)が最寄りの空港です。アメリカ国内からだと45の都市から直行便で乗り入れることができます。インディアナポリス国際空港からダウンタウンまでは約12マイル。残念ながら定期的にダウンタウンと空港を行き来するシャトルバスといったサービスはなく、タクシーやライドシェアを利用するか、市バスで40分ほどかけてダウンタウンに行くことになります。

空港からタクシーを利用する場合は、タクシーの標識に沿って進むと呼び出しボタンに行きつき、ボタンを押すと数分でタクシーが到着する仕組みになっています。私は深夜に到着したので待つのが嫌でライドシェアではなく久しぶりにタクシーを利用したのですが、現金で支払うようにごり押しされました。ダウンタウンまでの料金は35ドル(料金25ドルとチップが10ドル)でした。空港タクシーはチップが一律制なのかもしれず、運転手さんから35ドル払うように指定されました。タクシーを利用する予定なら必ず現金を用意しておきましょう

アムトラックで行く場合はニューヨーク~シカゴ間を走るカーディナル線が週に3日、インディアナポリスに乗入れています。シカゴからなら火、木、土曜日に運行しており、夕方に出発して5時間弱、深夜に到着します。インディアナポリスのユニオン駅はダウンタウンにあり、とても便利です。

ベストシーズン

インディアナポリスは中西部の都市なので夏はしっかり暑く冬は寒いです。5月は平均最高気温が23℃、6月は28℃、7月は30℃、8月は29度、9月26℃です。1月には平均最高気温が2℃、最低気温はー5℃と寒くなります。5月末にはインディアナポリスの最大のイベントであるインディ500があり、週末には色々な催しものもあるので、インディアナポリス全体が浮き立った感じで楽しくおすすめです。快適な気温なら5月と9月をイチオシ、日中多少暑くても良いなら夏をおすすめします。

インティアナポリスの観光名所9選!

あまり観光といったイメージがないインディアナポリスですが、実は見どころはたくさんあります。観光してみての印象はお子様連れの家族が楽しめそうな場所が多いことです。公共の交通機関はあまり発達しておらず基本は徒歩・自転車・キックボードまたは車での移動となります。

1.カナルウォーク

インディアナポリスのカナルウォーク(運河沿いの散歩, Canal Walk)の特徴は水との近さです。通常、リバーウォークというと水と歩道に高低差があり、安全のために柵で仕切られているものですが、インディアナポリスのカナルウォークは柵もなく、水と歩道の高低差がほとんどありません。あまりの近さに落ちる人もいるのではないかと思うくらい近い!スワン・べダルボートのレンタルもあり!運河沿いには博物館もあり、ダウンタウン内にありとても便利。ダウンタウンとホワイトウォーターリバー州立公園を結んでいます。

2.ソルジャーズ・アンド・セーラーズ・モニュメント

ダウンタウンのモニュメント・サークルにそびえたつソルジャーズ・アンド・セーラーズ・モニュメント(Soldiers and Sailors Monument)は南北戦争をはじめとするアメリカの初期の戦争に出征した兵士たちの記念塔です。ダウンタウンの中心地である「サークル」の真ん中に位置しており、インディアナポリスのシンボルと言える場所です。夏には噴水で涼をとり、冬にはクリスマスのイルミネーションがロマンチック。周辺にはたくさんのレストランもあります。リンカーン大統領が少年時代を過ごしたインディアナ州は南北戦争で他の州よりも数多くの兵士が出征していて、重要な役割を果たしたそうです。塔に登りたい方は階段なら無料、エレベーターなら大人2ドルで登ることができます。サークルの辺りにはホテルが多数あり宿泊場所としても便利です。

3.モーター・スピードウェイ

5月にインディアナポリスを訪れると街がなんだか浮き立った気分になっています!それは世界最大のスポーツイベントであるインディ500というモーターレースが行われるからです。開催は毎年5月の最終日曜日、メモリアルデーの前日です。2.5マイル(約4キロ)のトラックを200回も旋回して500マイルを走るレース行われるのですが、記録された最高速度はなんと時速380キロといのですから驚きです。それって新幹線より早い(最高速度320キロだそう)のですから、見ていてスリル満点です。2017年、2020年と日本の佐藤琢磨選手が優勝しています。5月末のこの一大イベントに向け何週間もかけて色々なイベントが催されます。

時間があればぜひインディ500の舞台であるモーター・スピードウェイ(Motor Speedway)に行ってみましょう。インディ500はインディアナポリスの最大のイベントでもあり、5月にはあちこちにインディ500のサインが見受けられます。インディ500を観戦する(テレビ中継を含めて)人はなんと480万人F1を観戦する人が130万人だと言うのだからその規模がわかっていただけるかと思います。この施設は1909年に建てられ100年以上の歴史があります。元々のコースはレンガで舗装されていました。今もレースのゴール地点はオリジナルのレンガが1ヤード分だけ残されており、「ブリックヤード」と呼ばれて親しまれています。レースの勝者がこのレンガにキスする伝統にちなんで、モーター・スピードウェイのツアーではこのブリック部分にキスをするところを写真におさめるのが人気です。レーシングコースを見学するツアーはいくつもあり、30分コースでレンガにキスするレーシングトラック巡り:レンガにキスツアー(Track Laps: Kiss the Bricks Tour)は2023年6月時点で大人25ドル、子供15ドルです。なんと本物のレーシングカーに乗って時速180マイルでレースコースを走ることができるツアーあり!お値段はレースコースを何周するか、どのコースを走るかでも変わるようですが499ドルでサーキットを2周することができます。まさに人生で一度の経験ですね!

併設のインディアナポリス・モーター・スピードウェイ博物館ではレーシングカーを見学することができ、ツアーのような時間制限もなくゆっくりとレーシングカーと写真をとることができます。入場料は大人15ドル、子供8ドルです。

インディアナポリスでは「5月だよ!」と大きく表示するだけで、インディ500のことだとわかるのです。そしてなんと日本のNTTがインディ500のスポンサーをしています。

4.ニューフィールズ (Newfields)

ニューフィールズ(Newfields敷地内にはインディアナポリス美術館(Indianapolis Museum of Art Galleries)、リリーハウス(Lily House)、広大な庭園(The Garen)、バージニア・フェアバンクス美術自然公園(The Virginia B. Fairbanks Art & Nature Park)があります。

インディアナポリス美術館はアート好きには必須のインディアナポリスを代表する美術館とその敷地です。ぜひ特別展もチェックしてみてください。入場料は大人20ドル、子供13ドルです。私は印象派の画家をテーマにしたデジタルアートの特別展、LUMEを目当てに訪ねました。ぜひゴッホの絵画の中に入ってみませんか?特別展の料金には通常の展示の館内入場料が含まれています。この美術館は館内だけでなく庭園も有名。時間があればぜひ庭園とリリーハウスも訪ねてみましょう。リリーハウスにはビジネスで富を築いたエリー・リリーさん一家の1930年ころの生活の様子が再現されています。

ダウンタウンからライドシェアを利用して、お値段は片道15ドルほどでした。

私が訪ねた2023年5月のLUMEはモネがテーマでした。

5.リリーハウスと庭園

リリーハウス(Lily House)とはニューフィールズの敷地内にある大富豪リリー家の元お屋敷です。現在はミュージアムとなっており、1930年ころの生活の様子を再現しています。この家を買い取ったエリー・リリーさんは南北戦争の時代を生き抜き、戦争から戻った後、現在はプロザックなどのお薬で知られる世界的な製薬会社を所有し富を築きました。彼は政府が薬を規制するように力を尽くし、彼の提案からFDA(Food and Drug Administration)が発足したと言われています。リリー家はのちにお屋敷と広大な敷地を寄付、インディアナポリス美術館や美しい庭園(The Garden)、バージニア・フェアバンクス美術自然公園として公開されるようになりました。インディアナポリス美術館の入場料にリリーハウスの入館も含まれています。美術館、庭園、リリーハウスを周るなら最短でも半日は予定を組みましょう。

6.子供博物館

なんと世界最大の子供博物館(Children’s Museum)がインディアナポリスにあるというのだから驚きです。この博物館は5フロアもあり遊びながら学べる展示が魅力です。2023年にはアメリカの子供博物館ランキングで1位を獲得しており、非常に質の高い展示がされています。ジュラシック期の恐竜のことを学んだら、考古学者となってエジプトのファラオのお墓を発掘したり、中国の兵馬俑の発掘を体験してみましょう。

屋外には子供サイズのスポーツスタジアムがあり、人気スポーツの晴れ舞台の中に入って写真をとることができます。例えばオリンピック選手になったつもりでトラックを走ってみたり、メジャーリーガーとしてバットを持ってポーズを決めましょう!遊具も充実しており、巨大なツリーハウスのジャングルジムや幼児用のコーナーもあり。もちろんメリーゴーラウンドにも乗ることができます。子供が小さいならこういう参加型の博物館はとても楽しいのではないでしょうか。

7.インディ 500(またはインディアナポリス500)

インディアナポリスと言えばインディ500!5月末にインディアナポリスを訪ねるならもちろんインディ500を見に行くのも一生に一度の体験です。一番安いチケットなら70ドルほど。レーシングコースを見渡せるシートほどお値段が高くなります。この時期にインディアナポリスに来るならホテル代も高騰するので、インディ500を見るつもりがないならメモリアルデーの週末を避けましょう

8.インディ・ミニマラソン

インディ・ミニマラソン(Indy Minimarathon)の正式名称はOneAmerica 500 festival mini marathon。5月のインディ500に先駆けて5月上旬に開催されるハーフマラソン大会で、もちろんゴールはインディ500が行われるモーター・スピードウェイです。ゴールに達成した人の数は1万3762人!ハーフマラソンをする自信がない方は5キロ走やボランティアとしての参加もありですね!

9.スポーツ観戦

インディアナ州民の楽しみの一つがスポーツ観戦です。インディアナポリスには多数のプロスポーツチームが拠点を構えています。

  • アメフトならNFLのインディアナポリス・コルツがダウンタウンにあるルーカス・オイル・スタジアムがホーム・スタジアム
  • バスケットボールならNBAのペーサーズがダウンタウンにあるゲインブリッジ・フィールドハウスを拠点としています。

和気あいあいとした雰囲気で観戦したい方はメジャーなスポーツチームよりもマイナー・リーグのスポーツチームもおすすめです。

  • ウィメンズ・バスケットボールのインディアナ・フィーバーがペーサーズと同じ、ゲインブリッジ・フィールドハウスを拠点としています。
  • 野球チームのインディアンズもホームスタジオがダウンタウン!ビクトリーフィールドで観戦できます。
  • サッカー好きならインディ・イレブンがダウンタウンのマイケル・キャロル・スタジアムで観戦できます。

NCAAが略称の大学スポーツ連盟(Collegiate Athletics Association)の本拠地がインディアナポリスにあり、そのため大学のインディアナポリスで全国決勝戦が開催されることが多々あります。バスケットボールや水泳など、タイミングが合えば大学チームのスポーツ観戦も楽しいはずです!

宿泊場所

ダウンタウン

インディアナポリスには多数のホテルがあります。地味な中堅都市だろうと侮っていたらお値段は強気の設定でびっくりしました。インディアナポリスはホテルが不足しているのでお値段が実は高いそうです!なので早めの予約をしましょう。ダウンタウンではHyatt Place Indianapolis Downtownに宿泊しました。朝食がそれなりに充実していてグッド!お部屋も清潔でした。唯一のネガティブはエレベーターの遅さ。皆が朝食に行く時間だと5分は待ちました。

Hampton Inn Indianapolis Downtownにも宿泊したのですが、お値段はHyatt Placeより少し安く、建物が少し古いもののお部屋がスイートでとても広々としていました。シャワーは車いすで入れるタイプ。別室に宿泊していた方とお話したのですが、彼も車いすフレンドリーなお部屋だと言っていたので、全室そうなんでしょうか?目の前にとてもうるさいバーがあり、Hyatt Place よりも外からの騒音がとても気になりました。音消しのためのホワイトノイズ・マシーンが常備されているというのですから、騒音のひどさが伺えます。朝食は自分で焼くスタイルのワッフルがあり美味しかったです。

空港付近

最終日には空港の近くのCrowne Plazaホテルを利用しました。ダウンタウンからライドシェアで30ドル以内で移動することができました。朝早い便だったので朝食は食べることができなかったのですが、建物の中、プール側のお部屋だったせいか飛行機の騒音は全く聞こえませんでした。プールは閉鎖されていたので騒音なし。無料の耳栓がお部屋にありましたが、必要ありませんでした。ダウンタウンのホテルと比べると郊外にいるかのような静けさで、とてもリラックスできました。ホテル内にレストランはありますが、それ以外には歩ける距離にはレストランはないので、食事を済ませてから来るか、ホテル内のレストランを利用するとよいでしょう。何よりもうれしかったのが無料のシャトルが24時間、15~30分おきに走っており(予約制)、しかも空港からたったの10分とアクセスが抜群でした。

まとめ

インディアナポリスというと全く観光のイメージがありませんでしたが、いざ行ってみると魅力がたくさんある中堅都市でした。ここでは紹介しきれませんが他にも動物園やネイティブ・アメリカンのアートを展示しているEITELJORG MUSEUM OF AMERICAN INDIANS & WESTERN ARTや、インディアナポリスのセントラルパークともいえる存在であるホワイトリバー州立公園など、数多くのスポットがあります。

街のイメージとしてはいかにも中西部といった雰囲気で清潔感がありファミリー向けだと感じました。コンファレンスも多く開かれているそうなので次回インディアナポリスに行く機会があればぜひゆっくり滞在することをおすすめします!

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