リッチなマウンテン・リゾート、ワイオミング州ジャクソンでカウボーイ気分を楽しもう!見どころ11選

アメリカで西部劇のようなワイルド・ウェストって感じの体験をしたいけど、お洒落な街観光も妥協したくない。おすすめの街があったら教えてほしい。そんな疑問にお答えします。

ワイオミング州ジャクソンはグランド・ティトン国立公園やイエローストーン国立公園とから近く、アメリカ有数のスキーリゾートもあるマウンテン・リゾートです。日本では余り知名度はないようですが、アメリカではセレブも集まる「お金持ちの遊び場」とも呼ばれるこの街を訪れてみませんか。

ジャクソンはジャクソンホールと呼ばれる広大な谷間にある街です。最寄りの空港はジャクソンホール空港。到着する前の上空からもロッキー山脈の景色が楽しめ、ターミナルも美しい素敵な空港ですが、ここに乗り入れる便のお値段は高めです。ジャクソンホール空港へ行く便が高すぎるという場合は、ソルトレイクシティに飛びレンタカーするのもおすすめです。ジャクソンホール空港からジャクソンの街まではたったの9マイル(運転すること約12分)。空港からジャクソンまでの公共の交通機関はありません。レンタカーしないなら、ホテルのシャトルバス、またはライドシェアやタクシーの利用となります。

夏はグランド・ティトン国立公園とイエローストーン国立公園に近いマウンテン・リゾートとして賑わいます。冬はアメリカ有数のスキー・リゾートとしても大人気。

ジャクソンホールにはもちろんですが当初はネイティブ・アメリカンの方々が暮らしていました。1807年ころにヨーロッパ人で初のアメリカ横断探検を成し遂げたルイスとクラーク探検隊の一員であったジョン・コルターがこの辺りを探索します。その後、彼のように罠を仕掛けて狩りをするマウンテン・マン(山男)達がやってくるようになり、白人の入植が始まりました。ジャクソンという名は、有名なマウンテン・マンが由来です。

ちなみにこの辺りを舞台とした映画で有名なのは西部劇の古典的名作として知られるシェーン(1953年)やダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年)です。ジャクソンホールではありませんが、ブロークバック・マウンテン(2005年)はワイオミング州が舞台(ロケはカナダのロッキー山脈で行われたそうですが)なので、訪ねる前にワイオミング州の感じをつかみたい方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

ジャクソンの街と近辺の見どころ11選

1~5.都会を楽しむ

1. タウンスクエア(Town Square)

ジャクソンと言えば絶対に訪れて写真をとってほしいのはタウン・スクエアです。小さな公園ですが2000ものエルクの角で作ったアーチが有名です。このアーチに使用されるのは自然に抜け落ちた地元のエルクの角で、50年ほどに一度新しく作り直すそうです

2. タウンスクエア・シュートアウト

タウンスクエア・シュートアウト(town square shootout)は撃ち合いのことで、メモリアルデーからレーバーデーの間の夏のみ限定で月~土曜日の夕方6時にタウンスクエアで撃ち合いのショーが行われます。無料で予約も不要です。開拓時代のワイルド・ウェスト感満載のイベントなのでぜひ訪れてみましょう。

3. ジャクソン・マーカンタイル

ジャクソン・マーカンタイル(Jackson Mercantile)はタウンスクエア前に位置するギフトショップです。 店内には野生動物の剥製が飾ってあります。グリズリーやムース、バッファローなどの野生動物が実際にどんなサイズなのかを目の当たりにすることができます。もちろんギフトショップなので思い出に残る品を見つけることもできるでしょう。

4.ミリオンダラー・カウボーイバー

ミリオンダラー・カウボーイ・バー(Million Dollar Cowboy Bar)はタウンスクエアの目の前にある1937年開店のバーです。飲食だけでなくコンサートやカウボーイダンスなどエンタメとしての価値もあり。バーなので残念ながらお子様は入場できません。店内は雰囲気があり、馬のサドルを利用した椅子がお洒落です。

5.ジャクソンホール・ロデオ

ジャクソンホール・ロデオ(Jackson Hole Rodeo)で伝統のロデオを見学しましょう。ワイオミング州のナンバープレートにはロデオをするカウボーイの姿があるほどのカウボーイの州なのです。ジャクソンに来たらぜひ伝統スポーツであるロデオを見学しましょう。夏のチケットは大人が45ドルでした。

6~11. 自然を楽しむ

6.グランドティトン国立公園

グランド・ティトン国立公園Grand Tetons National Parkはジャクソンの街から30分もかからないほどの近さ。一番人気のジェニーレイクまでもたったの20マイル(約55分)です。手つかずの大自然が美しく、隣接するイエローストーン国立公園が見る公園なら、グランド・ティトン国立公園は自然と遊ぶ国立公園です。詳しくは下のブログをご覧ください。

7.国立エルク保護区

国立エルク保護区(National Elk Refuge):雪に覆われる季節になると山からエルク達が草を求めて谷に降りてきます。国立エルク保護区では12月から4月にかけてエルクの群れを見ることができます。そりにひかれてエルクを近くで見るのが人気です。この保護区は1912年に設立、100年以上の歴史があり、ジャクソンのタウンスクエアのアーチはここで子供たちが集めたエルクの角が使われているそうです。

8.国立野生動物アート美術館

国立野生動物アート美術館(National Museum of Wildlife Art)には野生動物をテーマにしたアートが展示されています。ティトン連峰を背景にした野生動物の彫刻に会うことができるスカルプチャー・トレール(Sculpture Trail)は外からでも楽しむことができます。館内のアートも迫力があったりお洒落だったり、訪れる価値があります。大人17ドル、シニア15ドルです。

9.ジャクソンホール・マウンテン・リゾート

ジャクソンホール・マウンテン・リゾート(Jackson Hole Mountain Resort)は冬はテクニカルなスキーが楽しめるスキー場、夏はロープウェイに乗って景色を楽しむだけでなく、ハイキング、マウンテンバイク、アドベンチャー登山、パラグライダーもできてしまうリゾートです。自分のやりたいこと、体力に合うアクティビティを必ず見つけることができるでしょう。ロープウェイのパスは大人42ドル。ホテルもありますが、かなり贅沢なお値段設定となります。

10.グラナイト温泉

グラナイト温泉(Granite hot springs はアメリカでは数少ない温泉に入ることができる場所です。日本のような温泉ではなく、プールに浸かるといった趣ですがそれでもやっぱり温泉はうれしいですよね。ジャクソンの街から34マイル、車で一時間弱です。舗装されていない道を11マイル行った先にあります。温泉は冬も開いていますが、冬場はこの道はクロスカントリースキー、犬ぞり、スノーモービルでの交通のみになります。キャンプ場も併設されており15ドル。温泉に浸かるのは大人8ドル、子供5ドルです。

11.イエローストーン国立公園

イエローストーン国立公園(Yellowstone National Park)はグランド・ティトン国立公園の北側に隣接しています。アメリカ最古の国立公園で多数ある間欠泉を見ることができる迫力のある公園です。ジャクソンからは渋滞なしで目安は1時間半ほどでイエローストーン国立公園の入口に到達しますが、見どころまではさらに距離があります。オールド・フェイスフル間欠泉までは渋滞がなくて2時間40分、実際は野生動物で起きる渋滞などでもっと時間がかかるのでジャクソンからの日帰りにはおすすめしません。イエローストーン国立公園の情報を詳しく知りたい方はこちらのブログでどうぞ。

まとめ

ワイオミング州ジャクソンではアメリカならではのカウボーイ文化、ワイルド・ウェスト感を楽しめるだけでなく、圧巻されるような大自然に簡単にアクセスすることができます。大都市とは組み合わせにくいと言われますが、組合す必要がないほど充実した休暇を過ごすことができるでしょう。今年の夏はイエローストーン国立公園で大洪水の被害が出て、閉鎖されていいる部分もあるため、隣接するグランド・ティトン国立公園に行先を変更して、ジャクソンと合わせてぜひ楽しんでください!

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