小心者な旅人でも安心!クオリティを下げずに安くアメリカ国内を旅行する方法。

アメリカ国内旅行は食費などが高くつくから、できるだけ節約する方法を見つけたいけど、もう貧乏旅行はしたくない。どうしたら旅行のクオリティを下げずに節約できるかアイデアを知りたい。そんな疑問にお答えします。

アメリカは日本と比べると旅行費用が高くつきがち。それでも旅行費用をある程度抑えることはできます。グーグルフライトなど今の時代ならではの節約術があるのです。旅のパートナーと半日別行動するなど少し発想を変えるだけで節約できる場合も。貧乏旅行ではないけど節約したい、そんな方のためのコツを紹介していきます!

一昔前は飛行機のチケットは週の中日に検索するのが良いとか、言われていました。現在の飛行機のチケットはAIなどを使って需要と供給で変動しており、とても一個人が勝てるようなシステムではありません。王道の方法で飛行機代を安くあげるしかありません。ある意味、飛行機代の予想をすることをあきらめ、需要と供給の原理に沿って航空便を検索、購入することで何度も検索する必要がなくなり、ストレスは減ります。とにかくみんなが飛ぶ時期や時間帯を避けること、それがコツです。

目的地のいわゆるショルダー・シーズンと呼ばれる繁忙期の前後を狙う。

皆さんご存知でしょうが当然、学校が休みになる夏休みや春休みは飛行機代が上昇します。冬に寒い地域から暖かい地域に飛ぶのも値段が上昇します。目的地のベストシーズンに飛ぶのもお値段が上がります。例えばシアトルなら夏、フロリダなら冬に飛ぶと値段がアップします。かといって寒くてどんよりした冬のシアトルには行きたくない、そんなときはベストシーズンの前後のショルダー・シーズンに訪れることで飛行機代だけでなく宿泊代も安く済ませることができます。

無料で変更のできるチケットを抑えておき、値段が下がったら予約を変更する。

航空券の値段が下がるかなぁなんて思って待っていたら、どんどん値段が上がってまうことってよくあります。とりあえずそれなりのお値段の航空券があれば無料で変更できるチケットを購入しておき、Googleフライトで価格変動のアラートを設定。値段が下がれば、即、予約変更しましょう。私はいつもデルタ航空ですが予約変更は簡単にでき、もともとの予約で支払った金額がそのまま変更した便に適用されるので、膨大なeクレジットが溜まってしまうこともありません。

感謝祭やクリスマス、新年など連休の旅行は避ける。

需要と供給でお値段が決まるので、連休は当然のごとくお値段が高くなります。これは説明しなくても皆さんご存知ですね。アメリカで皆が移動する時期である感謝祭やクリスマス前後は飛行機代はぐっと高くなります。また春休みである3月もお値段が高くなりがちです。

週末や月曜日の便は避ける。

金曜日とか土曜日の午前中の便もお値段が高くなりがち。日曜日の夕方に戻る便も強気の値段設定になります。仕事のお休みを取るなら木・金ではなく月・火をお勧めします。二泊三日なら日曜日に出発して火曜日に戻るなど。もし一週間丸々休むなら月~金ではなくて水~火曜日でお休みを取り、週の中日に出発することでお値段を抑えることができるのです。ちなみに月曜日出発は出張などで意外に需要があり、お値段が少し高くなるそうです。

早朝や夜遅くの便にする。

いわゆる変な時間、早朝や夜の便は需要が少ないので安めです。ただし早朝に帰宅の便だと前日の夜に飛ぶより宿泊代が余分にかかるし、夜に出発すると一日目にできることがとても限られる、空港からホテルへの移動が不安、などストレスになることが多々あります。

一人でのチケットを検索し、グループ価格と比較する。

複数人数で旅行する場合は必ず航空チケットを一人で予約する場合と、グループで購入する場合とで値段を比べてみましょう。グループで購入するとなるべく隣の席で割り振られるため、お値段が高めの座席を含むことがあり、値段がアップします。本当かどうかわかりませんが、一番高い座席のお値段が別の席にも適用されるらしいともネットで見かけました。国内線で数時間くらいなら少しくらい友達やパートナーと座席が離れていても平気ではないでしょうか。

格安航空会社(low cost carrier – LCC)は使わない

いわゆる格安航空会社(low cost carrier – LCC)は確かにお値段安めですが、やはり安いのには理由があります。座席がとても狭かったり、キャリーオンの荷物がプラスで料金加算されたり、当日の空港でのチェックインは別手数料がかかるなどです。出発や到着の時間、便数もLCCは限られていたりします。通常の航空会社なら便数も多いため欠航が出てしまった場合も、別の便にすぐに割り振られるのに比べ、LCCだと次の便の待ち時間が長くなる可能性もあります。個人的にはアメリカではLCCを利用するよりも、私は通常の航空会社をお勧めします。キャリーオンの荷物がある場合はお値段はあまり変わりません。

なるべく同じ航空会社を利用する。

自分がよく利用する空港をハブとしている航空会社を何度も利用すると、マイルが溜まってアップグレードしてもらえるようになることがあります。私は日本に里帰りした後数週間後にカリフォルニアに飛んだらデルタのシルバーメダリオンなるものになり、カリフォルニアからの帰りの便はコンフォートプラスに無料で格上げしてもらえました。さらには預入荷物も一つ無料になるということで、日本にメインキャビンやコンフォートプラスで帰るときに、二つ目の預入荷物を無料でチェックインすることができます!こういう特典は同じ航空会社を繰り返し利用するからこそです。

自分が買いたいクラスより一つ下のクラスのチケットを購入してから、アップグレードする。

いきなり自分の買いたいクラスで買うよりも、その一つ下のクラスでまず予約すると、航空会社の自分のアカウントから「upgrade for $○○」というのが提示されます。この値段が実は自分が本当に予約したいクラスをいきなり初めから予約するより安い!日本までプレミアムセレクトで帰ろうとチケットを見ていたら、日本行きの便のプレミアムセレクトは真ん中の席しか空いておらず、往路便は通路側が空いていたコンフォートプラスに、復路はプレミアムセレクトにしたときのことです。プレミアムセレクトの値段はその時は片道+250ドル。ところがコンフォートプラスを予約した便ではなんと+190ドルでプレミアムセレクトにアップグレードできるとの表示が出たのです。まだ予約したばかりだったので、即、キャンセルして再度往復ともコンフォートプラスで予約してみたところ、やはり両便とも各190ドルでプレミアムセレクトにアップグレードできると表示されました!今後はこのコツを駆使して少しでも節約しようと思います。注意点としては万一その便を変更するはめになったときにアップグレードした座席を移行してもらえないかもしれないこと。よーく注意書きを見ると便を変更するとアップグレード座席の移行は必ずしも約束しないとあります。

クレジットカードで貯めたポイントやマイルを利用する。


トラベル・クレジットカードなどでポイントを貯めて航空便をゲットする場合は、どの提携航空会社ならポイントの交換率が良いか調べましょう。例えば人気のチェイス・サファイア・トラベルカード(Chase Sapphire)の場合は、チェイスのウェブサイトでポイントを利用して航空便を予約するよりも、提携の航空会社にポイントを移行して利用する方が交換率が有利です。例えばバージン・アトランティックは交換率が有利となっており、バージンと提携するデルタで国内便を利用することができます。うれしいことにANAはチェイス・サファイアと提携しており、交換率も非常に有利なので里帰り時にはぜひ調べてみてください

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妥協せずに宿泊費を安くあげる方法

民泊や無料宿泊のアプリを駆使する。

みなさんAirbnbなど民泊は利用されていますか?場合によりホテルよりも値段を抑えることができます。アパートや家のレンタルなので自炊も可能で食費を浮かすこともできます。個人的な好みですが、私は民泊は避けています。なぜなら個人が行っているので、掃除など本当に行き届いているのか不安なのと、旅行中に自炊や家事をしたくないからです。せっかく観光旅行に来ているのだから、自宅とは全く違う経験をしたいのです。カウチサーフィン(couch surfing)や家のお留守番サイト(Trusted House Sitting)などを利用して現地の人のお家に無料で泊まることもできますが、やはり無料なのには理由があります。カウチサーフィンならホストにお土産を渡したり、食事に連れ出したりするのが礼儀でしょう。お部屋の質も無料ならホテルのようなお部屋は期待できません。家のお留守番サイトはペットシッターとして泊まるものですから、責任重大です。また誰かの自宅となると、どうしても観光地からは離れてしまうのではないでしょうか。車があるならいいのかもしれませんが、車なしの旅行の場合は限られてしまうでしょう。

ホテルをお勧めするのは便利なところに宿泊でき、エアポートシャトルやプール、または無料の朝食などアメニティがあることと、ビジネスとしてきちんと保険にも入っており信頼度が高いからです。24時間スタッフが常駐しているので何かトラブルがあったときに、その場で対応してもらえます。民泊だとちょっとしたトラブルを解決するのに、時間がかかってしまったり、オーナーさんと連絡がすぐに取れなかったりする可能性があるでしょう。

ホテルはホテルのウェブサイトを含め、複数サイトで検索する。Hotwireも利用しよう。

私がここ数年、ホテルの検索に利用しているのがGoogleとHotwireというウェブサイトです。Hotwire dealとは宿泊地域とホテルの星の数は選べるものの、特定のホテルは指定できない代わりにディスカウントされた宿泊料金で泊まれるというサービスです。普通のレートのホテルとHotwire dealがあるので、必ずHotwire dealを見てみましょう少しだけギャンブル的なドキドキ感があり、そこがまた楽しめます。ホテルの値段やアメニティ比較を念入りにしてしまい、旅行する前に疲れてしまうような方には、特におすすめです。全くどのホテルかわからずに予約するわけではありません。通常3~4つのホテルが表示されており、その中の一つが「あたる」感覚です。実は結構な確率でどのホテルになるのかわかります。レビュー数や評価が表示されているので、そのレビューサイトでホテルを検索することで特定できるのです。ホテルの身元を割り出したらグーグルでその日程のお値段をチェックします。たまにHotwireよりもホテルのウェブサイトで直接予約する方が安い場合があります。私の限られた経験談ですが、大都市の場合はHotwire dealで他のサイトよりかなり安くで見つけられることが多いです。小都市になるとあまりいい価格設定は見つかりません。ホテルのウェブサイトで直接予約すると、何かトラブルが起きたときに直接ホテルと掛け合い、補償をしてもらえるのにかかる時間を短縮できるので、値段が同じような場合はホテルのウェブサイトで予約しましょう。

しっかりどのホテルに泊まるのか確実に知ってから予約したいという方はBooking.comHotels.comがアカウントを作ると会員特典があります。例えばHotels.comは10泊したら同等の価格のホテル1泊無料。Booking.comは宿泊日数に応じての会員価格割引があります。ホテルの特典会員になりポイントを貯めるのもありです。もちろんホテルはトラベル・カードで支払いポイントも稼ぎましょう。

食費を浮かせるコツ

出発当日は軽食を持参し、テイクアウトやスーパーにて食料を調達しよう。

まずは出発当日、おにぎりやサンドイッチ、果物など軽食を作って出発しましょう。空港でたいして食べたくもない食事を購入するお金を節約することができます。もしキッチンのあるホテルや民泊に泊まったなら、朝食は簡単に自炊するなどすると大幅に食費を節約することができます。涼しい季節なら昼食を作って出かけるのもありです。小さな保冷バッグを持っていくと便利です。ホテルはできれば朝食付きのホテルを選ぶとよいでしょう。日系のスーパーがある場合はその近くに宿泊することで、日本のパンや総菜を買うことができレストランに行く回数を食事のクオリティを下げずに減らすことができます。またフードコートがある日系や韓国系のスーパーならおいしい食事を割安で食べることができます。

シカゴ郊外アーリントンハイツの天助市場のデリコーナーはクオリティが高い!

お一人様レストランやソロアクティビティはお得!

さらなる裏技は旅のパートナーと食事は別行動することです。私のパートナーは慣れ親しんだものを食べたいタイプで、旅行にいってもファストフードやサンドイッチを食べたがります。また魚介類が苦手です。私はせっかく旅行に来ているのだからおいしいレストランで食べたい、また日本食に飢えているので必ず日本食は何度か食べたいタイプ。食事を別行動にすることを初めは寂しく感じたのですが、やってみて家族の場合食費が安く済むことに気づきました。お一人様ランチやディナーも慣れると案外、優雅なものです。パートナーとはお財布が一緒なので、私がお寿司を楽しんでいるときにサブウェイでサンドイッチとか食べてくれるとお財布にやさしい結果になります。食事に限らず、旅のパートナーとたまに別行動をとる、それだけで興味のないアトラクションに払うお金も節約できるでしょう。

宿泊場所は観光する場所から休憩のために戻れる場所にする。

宿泊は観光する場所の中心地の便利なところをお勧めします。疲れたときはホテルに戻って休憩でき、カフェなど休憩場所での出費を減らせます。交通費も大幅に節約できます。持ち帰りやデリで購入した食べ物をホテルの部屋で食べるなど、食事の質は落とさずに節約することにもつながります。食べきれなかった食事をホテルの冷蔵庫に保管できることも魅力です。最近はホテルに電子レンジがついていることも多く、ちょっと小腹がすいたときに残り物を温めて食べることで、スナック代も節約できるでしょう。温める機能がついているランチバッグなどもあります。荷物に余裕があるなら持参すれば、電子レンジがないホテルでもちょっとした残り物を温めることができます。

現地での交通費を節約するコツ

公共の交通機関やシャトルサービスを利用しよう。

日本人なら公共の交通機関を利用するのは慣れているのではないでしょうか。大都市なら空港から中心地までの公共の交通機関はかなりの確率で充実しています。シアトル、ポートランド、ミネアポリス、デンバー、ニューヨークなどすべて電車で空港から中心地まで行くことができます。深夜や早朝に到着・出発の場合は空港近くのホテルに宿泊すると、無料のエアポートシャトルなどがついていることが多く、助かります。それ以外の日は観光に便利な中心地に宿泊することにより徒歩で観光できればさらに節約になります。

ツアーも上手に利用しよう。

ちょっと近郊の自然スポットを観光したい、というようなときは公共の交通機関で行ける場所もあるでしょうが、本数が少ない、複数のスポットを周るのがとても難しいようならツアーを探してみましょう。Airbnbでは宿泊場所だけでなくツアーなどの体験も提供しています。私はAirbnbの小グループのツアーに参加しましたが、とても満足のできるものでした。大きな会社のツアーよりも穴場で前日でも空きがあり、お値段はレンタカーと同じか安いくらいでした。効率よく周れてガソリン代もかからない、さらには歴史や見どころを解説してもらえるので大満足でした。宿泊よりもトラブルの確率は少ないと思いますし、数多くの人が高評価しているようなツアーならAirbnbのツアーもチェックしてみましょう。

ストレスとリラクゼーションのバランス

観光旅行の本質はリラックスすることなので、いくら安くてもストレスが増えるような出発時刻を私は避けるようにしています。暗くなる前に現地に到着し、できれば公共の交通機関を利用して中心地へ向かいます。自宅に戻るときは午前中や午後の早い時間に戻ることで、翌日の仕事に備えてちょっとゆっくりできるので、空港近くのホテルに泊まるなどして朝早めの便で帰宅しています。最終的にはどんな費用がかかっても、その価値があると自分が思えればそれでいいのです!実際に経験してから、それだけ払う価値がなかったと思ったとしても、それはやってみたいとわからなかったこと。あなたの判断が悪かったわけではないので、自分には優しくしてあげましょう。次のアメリカ国内旅行、ぜひ上手な節約術をお試しください。

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