ティアドロップキャンパーで失敗しない!ティアドロップキャンパーはやめた方がいい8の理由。

ティアドロップキャンパーって見た目も可愛いし、お値段も手ごろなので検討しているけれど、自分は本当にティアドロップキャンパー向いてるのかな?

ティアドロップキャンパーは個性が光る分、万人受けするものではありません。ティアドロップキャンパーが向いているのはシンプルだけどテントより快適なキャンプをしたい人。元々キャンプがあまり好きでない人などやめておいた方がいい人の特徴や、狭い、こっそりキャンプしにくいなどのティアドロップキャンパーのデメリットを紹介していきます。

目次

ティアドロップキャンパーはなぜ人気?

ティアドロップキャンパーとは

ティアドロップキャンパー(またはティアドロップ・キャンピングトレーラー)とはレクリエーショナル車両(RV)の中でも一番小型の牽引するタイプのRVで、テントからのステップアップとして人気のキャンピング・トレーラーです。空気の抵抗を減らす流線形で前が大きめ、後ろが小さめな涙のしずくの形をしていることからティアドロップと呼ばれて親しまれています。

小型のタイプが主で1~2人が寝れる程度のサイズが一般的です。中型タイプになるとベッドだけでなくくつろぎのスペースが予備のベッドになるなど3~4人寝れるサイズのものもあります。小ぶりなサイズのおかげで他のRVと比べて軽量で普通乗用車でも牽引できることや見た目のかわいらしさからここ10年ほどで人気がカムバックしています。

ティアドロップキャンパーは小さいからこそいい

ティアドロップキャンパーの魅力、メリットについては以前のブログ記事で力説してしまいましたが簡単にまとめると以下の通りです。

  • 比較的低価格で購入できる
  • 今ある車で牽引できる
  • 牽引が簡単
  • ガレージに収まるから駐車場代がかからない
  • 小さいキャンプサイトも楽々
  • 排水の処理の心配不要、シンプル
  • 牽引タイプだからキャンプ場到着後、車だけでお出かけできる
  • 設置、片付けも簡単
  • 丈夫
  • 防犯面もテントより断然安心
  • 外で過ごす時間がテントと比べて減らない
  • 見た目がかわいい
  • なんと自分でDIYも可能

ティアドロップキャンパーのデメリット

ティアドロップキャンパーには小さいながらのメリットがたくさんありますが、大きなRVと比べて少数派なのには訳があります。

1.立てない

ティアドロップキャンパーは立てないモデルがほとんどで、中での着替えは不便です。上はともかく下を履き替えるときは寝転んで着替えることになります。ティアドロップキャンパーに入るときも歩いて入るのではなく車に乗る要領でお尻から入って回転するか、這い上がることになります。這い上がる場合はクッションを敷居部分に敷くとすねを打たずに入ることができます。膝や腰が痛い人にはキツイでしょう。床に座り慣れている日本人でもずっとベッドに座って足を下せないのは腰に辛い時もあります。ティアドロップキャンパーから買い替える人はたいてい立てるタイプのRVに移行しています。

コンパクトタイプの室内は寝るスペースのみ

2.1~2人向けだから子連れ向けでない

コンパクトタイプが主流のティアドロップキャンパーは中で寝れる人数が1~2人です。カップルと子供などとなると子供が小さいうちはいいのですが大きくなってくるとテントを足す家族が増えます。ティアドロップキャンパーを使っている子連れ家族も見かけますが、主流はやはりカップルかソロキャンプです。4人家族などとなってくると中型のRVの方が使い勝手が断然良いでしょう。

3.狭いからくつろげないし収納も少ない

コンパクトなサイズはメリットが多い反面、快適さや収納に犠牲を伴います。ティアドロップキャンパーは基本、寝るスペースであり生活するスペースは外になります。キャンパーの中はベッドのマットレスと棚が少しあるだけ。閉塞感が耐えられない人もいます。そのためティアドロップキャンパーに加えて生活のスペースとなるテントを設置する人が多いです。悪天候で中で過ごす時間が増えるとストレッチもできず気が滅入る可能性も。収納は小さな棚とキッチンスペースのみ。週末キャンピングだと問題ないのですが、長期で旅行する場合は収納スペースが少ない分工夫が必要になります。

オーニングを付けて生活スペースを設けて少しでも快適に

4.小さいわりに高い

ティアドロップキャンパーは低価格で購入できると言いましたが、坪単価はお高めです。中型・大型RVはファミリーや長期でRV生活をする元気なシニア世代が顧客層で、ターゲットが幅広く量産されてコストが抑えられています。コンパクトタイプのティアドロップキャンパーのマーケットは小さく量産されないためコストがかかりサイズの割には高いです。ティアドロップキャンパーは若者、単身者、女性の一人旅またはカップル、シンプルなキャンプ好きの中年・シニアが主なターゲットかと思います。既存のキャンプ場ではなく舗装されてない道を行ってキャンプする人たちにも人気があり、アウトランダーというハードコアなキャンプ好きのモデルはさらにお値段が大幅アップします。

5.アメニティが少ない

コンパクトタイプのティアドロップキャンパーにはトイレ、シャワーが付いていません。シャワーを付けたい場合は後付け、外置きタイプになります。トイレは基本的に外で済ませることになります。キッチンのシンクがついているタイプもありますが、とても簡素なものになります。キッチンは後ろからアクセスするタイプが多く、外に出る必要があります。悪天候の日には外に出るのはつらいですが、食べ物の匂いが充満しない、換気が悪い場所でガスを使う必要がないなどのメリットも。ティアドロップキャンパーは中でゆっくりくつろいで過ごすものではなく、寝るスペースです。イメージとしては「硬いテント」と考えてもらった方がいいかも。なのでトイレ、シャワーなど自宅にいるようなアメニティを求める人には不向きです。

キッチンはギャリーと呼ばれ外からアクセスするタイプがほとんど

6.牽引しないといけない

キャンパーバンや車と一体型のRVと異なり、ティアドロップキャンパーは牽引タイプなので、怖気づいてしまう人も多いです。安全に牽引するには正しいヒッチの接続方法、安全な重量とそのバランスなど考えなくてはならないことが出てきます正しく接続していないと牽引していたトレーラーが外れてしまい、最悪の場合は大きな事故を起こす可能性もあるのです。けれども正しく安全に接続し、安全な重量・バランスを守れば後は牽引に慣れるだけです。バックでキャンプサイトに入る際も、少しコツが必要になります。とにかくゆっくりとバックして、調節していきましょう。

ティアドロップキャンパーをヒッチに正しくつける方法

7.こっそりキャンプしにくい

キャンパーバンや車の中でのこっそりキャンプは、キャンプ場が近くにない都会に立ち寄った時に便利ですが、ティアドロップキャンパーはいかにもな見た目なので都会でのこっそりキャンプは人目が気になるところです。見た目がユニークなので印象に残りやすく、こっそりキャンプに必要な周りの車に「溶け込む」ことができないからです。

8.かわいいので注目される

ティアドロップキャンパーはとにかく注目を浴びます。アメリカでは大きなRVが一般的。ティアドロップキャンパーのようにコンパクトなキャンピングトレーラーはマイノリティであり、キャンプしていると通りがかった人に中を見せてほしいとか、帰り道にスーパーなどに立ち寄ると通りがかった人に色々質問されたりとかします。それを楽しめる人には良いお話のきっかけになるのですが、一人で静かな時間を求め話しかけられたくない場合は面倒かも。

ティアドロップキャンパーが向いてる人・向いてない人

ティアドロップキャンパー好きはもともとキャンプが好きな人

キャンプをするとなると色々不便なことがあります。ティアドロップキャンパーでのキャンプは魔法のように不便さを解決してくれるものではありません。トイレに歩いて行かないといけないとか、普段より清潔度を妥協しないといけないのはテントでキャンプするのと変わりません。ティアドロップキャンパーを楽しむ人の多くはテントキャンプを楽しんでいたものの、そろそろアップグレードして快適な寝るスペースとちょっとしたキッチンが欲しいという方。キャンプならではの経験は維持しながら快適さを少し足すということなのです。元々キャンプがあまり好きでない人がティアドロップキャンパーでキャンプ好きになることはほぼありません。そういう方はもっとアメニティのそろったトイレ・シャワー、台所、冷房・暖房のついたRVでキャンプするか、快適なキャビンなどをレンタルするのが良いでしょう。

人とはちょっと違ったキャンプをしたい人

カーキャンプ場に行って一番多いのは中型~大型のRVでその次がテントです。ティアドロップキャンパーのようなコンパクトRVはあまり見かけません。大きなサイズが好まれるアメリカでは同じ金額なら大きなサイズのポップアップキャンパーが好まれるのでしょう。そんな一般的なトレンドに逆らって、狭いながらも自然を身近に感じられるキャンプをしたい人にはティアドロップキャンパーがおすすめです。

まとめ

ティアドロップキャンパーは魅力が満載の反面、デメリットも多くあり、万人受けするものではありません。基本的にテントでのキャンプを楽しんでいたけどキャンプの気分を維持しながら快適さをステップアップしたい人、1~2人でキャンプに行く人、費用が限られている人におすすめします。自分にあったRVはどのタイプなのか、大きな買い物でもあるのでまずはoutdoorsyなどでレンタルして試してみましょう。

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