アメリカで大人気!普通乗用車でも牽引できるミニキャンピングカー。ティアドロップキャンパーはソロキャンプにも最適!

もっとキャンプしたいけどテントは準備や片付け面倒くさい。悪天候だと最悪だし防犯も不安だし、ちゃんと眠れない!かといってキャンピングカーは予算オーバーだし、大きすぎて運転する自信がないしシーズンオフの保管場所にも困る。コンパクトなRVで普通乗用車でも牽引できるのってあるのかな?

テントキャンプからステップアップして快適な寝床で準備や片付けを簡単にしつつ、扱いやすさも良いのはティアドロップキャンパーです。見た目も可愛く、小さいモデルなら普通の乗用車でけん引することも可能!防犯面でもテントよりずっと安心。女性のソロキャンプにも最適です。この記事ではティアドロップキャンパーが特にキャンプ初心者におすすめな理由をティアドロップキャンパーを持つTabindoがまとめていきます。

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目次

ティアドロップキャンパーとは

ティアドロップキャンパー(またはティアドロップ・キャンピングトレーラー)とはレクリエーショナル車両(RV)の中でも一番小型の牽引するタイプのRVで、テントからのステップアップとして人気のキャンピング・トレーラーです。空気の抵抗を減らす流線形で前が大きめ、後ろが小さめな涙のしずくの形をしていることからティアドロップと呼ばれて親しまれています。

歴史

1930年代頃から人気が出始め、その後雑誌でティアドロップキャンパーを日曜大工で作る方法が掲載され、人気に火が付きました。当時の車は牽引力も限られており、小型で軽量のRVの需要が高かったことも背景にあります。1950年代になると「大きいほど良い」という意識が広がり、車のエンジンが進化して牽引力もアップしたことから大きなRVの人気が高まり、小型のティアドロップキャンパーの人気は下火となっていました。小型であるがゆえのメリット、お手頃な価格設定、見た目のおしゃれさから、ここ10年ほどティアドロップキャンパーがカムバックを果たしています。

サイズ

ティアドロップキャンパーのサイズは超小型から中型程度となります。RVのクラスAといった大型のティアドロップはありません。小型のティアドロップキャンパーは軽量でもあり、コンパクトなものならバイクでも牽引できるほど。一人が寝れるだけのスペースのコンパクトなものから4人家族が寝れる程度のキャンパーまで色々なサイズがそろっており、それぞれの用途に応じて選ぶことができます。

テントからのステップアップ程度で良いという方には2人寝れるサイズがおすすめです。一番小型サイズで室内の横幅が4~5フィート、長さが6~8フィート程度です。背の高い人はあまり小型にすると斜めに寝る羽目になるので注意が必要です。中を広めにとってある代わりにキッチンエリアの収納スペースがないタイプもあるので、自分の身長やニーズに合わせて選びましょう。

中型サイズになると室内にキッチンや小さなトイレ・シャワーが付いているものもあります。寝るスペースも2人寝れるベッドだけでなく、リビングスペースの椅子が1~2人用のベッドになったり、棚が二段ベッドになりプラス2人寝れるなどファミリー向けのモデルもあります。けれどこういったモデルはサイズが大きくなり重量が増し小型のSUVや普通乗用車での牽引はできなくなります。

下のビデオのモデルは中型サイズのティアドロップで重さは2,840ポンド。ここにさらに荷物やお水を足していくとさらに重くなってしまいます。普通乗用車やコンパクトSUVで牽引することはできません。

トイレ・シャワー、キッチン付き4人寝ることができる中型サイズのラグジュアリー、ティアドロップキャンパー

重量

一番コンパクトなものなら500ポンド(230キログラムほど)ほどで見つけることができます。ここまで軽量のタイプはバイクでけん引でき、寝るスペースは一人分程度です。もっと一般的なコンパクトサイズは900~1200ポンド(400~540キログラム)程度。フルサイズからクイーンサイズのマットレスが入り2人寝れるぐらいのスペースがあります。ティアドロップキャンパーの重量というのはとても大切。重すぎると車のエンジンに負荷がかかりすぎてダメージになる上に、運転しにくかったり故障の原因になり危険です。ティアドロップキャンパーに限らず牽引するタイプのRVを選ぶ場合は、自分の車の牽引力をきっちり調べる必要があります

ティアドロップキャンパーはお手頃価格

ティアドロップキャンパーの大きな魅力はコンパクトなタイプが簡単に見つかることです。ここではコンパクトなティアドロップ・キャンパーのメリットを紹介していきます。

低価格で購入できる

小型でシンプルな造りのティアドロップキャンパーはお手頃価格で購入でき小型で扱いやすいことから、RVのエントリーモデルともいえる存在です。ティアドロップキャンパーから入り、家族が増えたので大きなRVに買い替える人も多く、中古市場が成熟しています。私は地元の評判良い会社の10年前のモデルのティアドロップキャンパーを4,400ドルで購入しました。タイヤの取り替えや屋根の凹みなど修理が必要だったので安い価格設定だったものです。

新品で買う場合でもベーシックな小型のモデルなら10,000ドル以下ほどで購入することができます。もちろん中にシャワー・トイレ付きの中型モデルや舗装されていない道も行けるハードコアなタイプだとお値段は高くなっていきます。

車の買い替え不要、今ある車で牽引できる

小さいティアドロップキャンパーの魅力はなんといっても現在持っている車を買い替えなくても良いことです。今ある車をそのまま使えるというのは費用を抑えるには大きな要素です。RVを牽引するために大きな車に買い替えないと行けないと費用が大幅にアップしてしまうからです。

ホンダのコンパクトSUVであるCRVやトヨタのRAV4のベースモデルの最大牽引重量は1500ポンド。トヨタのプリウスも最大牽引重量は1500ポンドです。キャンパーに入れる荷物の分の重量も考えて余裕をもって軽いキャンピング・トレーラーを選びたいものです。2人分のキャンピング用具などは一式で平均300ポンド程度が目安と言われています。

私の愛車のCRVでも牽引できます。後ろのキッチン部分はギャリーと呼ばれ使いやすく工夫されています。

ガレージに収まるサイズで保管場所に困らない

ティアドロップキャンパーは小さいので自宅のガレージで保管することができます大きなRVだとよほど大きな敷地がない限り、駐車場を借りることになります。そうするともちろん月々の駐車場料金がかかってしまいます。ミネアポリス付近ではRVの駐車料金は毎月100ドルほど、年間で1200ドルも保管だけで失ってしまうのです。

私の家ではガレージをすっきり片付けてなんとかティアドロップキャンパーと愛車の両方をガレージに駐車することができています。以前持っていたキャンパーバンは車高が高すぎてガレージに入れられず、駐車場の前のスペースに駐車しており邪魔になっていたので、愛車とティアドロップキャンパーを隣同士に駐車することで邪魔にならずとても助かっています。

自分でDIYも可能だからコストを抑えることもできる

大工仕事が得意な人なら自分でティアドロップキャンパーを作ることも可能!もともとは自分で作るためのデザインが雑誌に掲載されて人気が爆発したRVです。一から作るのは無理という人にはキットを購入して作業量を減らすこともできます。ただし昨今のインフレなどから最低でも6,000ドルは材料費にかかると聞いています。そこから自分の労力とストレスをプラスすることを考えると、やはりちゃんとした会社が作ったものをお勧めします。自分で作ったティアドロップキャンパーは中古で売ろうとしたときに価値が低いです。地元の小さな会社でも評判がしっかりした会社の作ったティアドロップキャンパーの方が断然価値を保ってくれて、中古で売りやすいです。自分でDIYするのに向いている人は、作ること自体を楽しめてさらに完成させることができる人です。

扱いやすいからRV未経験者にもおすすめ

コンパクトなティアドロップキャンパーは何かと扱いやすく、RV初心者には特におすすめです。

牽引が簡単で小さいキャンプサイトも大丈夫

小さいサイズの良いところは牽引が簡単になることです。牽引に慣れていないと不安になりがちなのが、バックです。キャンプサイトには基本的にバックで入るもの。また細い道に入っていって引き返さないといけない場合、大型のRVだとにっちもさっちもいかなくなることがあります。小型のティアドロップキャンパーなら軽量なので車から外して手で回転させたり角度を調整することができます。

国立公園などのキャンプ場は自然への影響を抑える、歴史あるキャンプ場はテントでのキャンプを考えて建設されたことなどから小さいサイズであることが多いです。そのため大型のRVではキャンプできないことが多々あります。ティアドロップキャンパーならサイズが小さいので、問題なく国立公園のキャンプ場でキャンプすることができます。

配管がないから排水の処理など考える必要なし

キッチンシンク、トイレ、シャワーなどは便利な反面、お手入れの手間も発生します。キッチン、シャワーの排水はグレーウォーター、トイレからの排水はブラックウォーターと呼ばれます。ちゃんと合法的に下水を処分する必要があり、RVの「ダンプステーション」と呼ばれる、下水の廃棄場所を見つける必要があります。下水をそのまま地面に捨てるのはタブーです。そういった行為を防止するために、排水タンクが装備されている「self-contained」のRVしか利用できないキャンプ場もあります。

配管のシステムがあると今度は冬に備えての準備である「winterizing」をする必要が出てきます。いわゆるすべての配管から水を抜いて乾燥させ凍結による配管のダメージを防止する作業です。そういった施設を装備しないコンパクトで基本的なティアドロップキャンパーだとそんな心配をする必要もありません。トイレの施設がある場所でのキャンプか、アウトドアでのルールを守ってトイレをすませましょう。

ティアドロップキャンパーを駐車して身軽に車だけで出かけられる

牽引タイプなのでキャンプサイトでセットアップした後にロックをかけて車だけで身軽に出かけることができます。もちろんタイヤのロックヒッチのロックなど盗難防止やティアドロップキャンパーが動かないようにタイヤ止めをするなどの対策はしておく必要はあります。特に山間部の観光では自分が慣れている車だけで観光できるのは大きなメリットです。

キャンパーバンで旅行していた頃、いわゆる空いていたらキャンプをセットしていい(first come first served)キャンプ場に滞在時に、キャンパーバンを動かすとサイトが空いていると勘違いした他の人に取られてしまうという不便がありました。目印のためにキャンピンググッズを残していくと車がないから不在なのが明白なので盗まれてしまうなどのリスクもありましたが、牽引タイプのティアドロップキャンパーがあればスポットを維持できます。

ポップアップ、Aフレームトレーラーと比べても設置・片付けが簡単

ティアドロップキャンパーの他にも軽量のRVは存在します。折り畳み式のポップアップトレーラーは走行中や保管時は折り畳み、キャンプ場に着いてから屋根を上げる軽量のRVです。多くは寝るスペースが突出するデザインを採用しており、重量の割に広さを大きくとることができるのが特徴です。その反面、キャンプサイトに着いてから屋根を上げたりキャンパス地を広げたりといった手間があり、悪天候の中こういう作業をするのは不快です。壁はキャンバス地なことから、帰宅後に広げて乾燥させる手間が発生します。

Aフレームはポップアップテントから布を取り除いたデザインの折り畳み式RVです。Aの形に屋根を上げ、パネルの壁をそこにはめ込むタイプです。ティアドロップキャンパーと比べると、高さがあり立つことができるというのが大きなメリットです。軽量のタイプならChalet社のLTWモデルAライナー社のスカウトライトモデルがあります。LTWは990ポンド、スカウトは1180ポンドです。設置はパネルなのでポップアップテントより簡単ですが、それでも到着後の作業や帰宅時の折り畳み作業が発生してしまいます。その点、ティアドロップキャンパーは着いたら傾斜を調整して後は中に入るだけです

Aライナー社のスカウトライト

他の軽量RVやテントより丈夫で安全

ティアドロップキャンパーはかなり頑丈なつくりとなっていて、他の軽量RVと比べても丈夫です。

ポップアップ、Aフレームと比べて丈夫

ポップアップトレーラーはキャンパス地の壁なのでどうしても丈夫さ、防犯・安全面で劣ってしまいます。中にキッチンがあるタイプなどは動物が来る可能性もあります。クマがいる地域なら食べ物はクマ対策をする必要が出てきます。ポップアップテントで普段調理したり食べている場合は食べ物の匂いが付いているので、そこも少し不安です。クマなどの大型動物でなくても、小さなネズミやリスなどの動物がキャンバス地をかじってしまう可能性も。キャンバス地なのでもちろん大雨が降った場合は雨漏りも心配です。

Aフレームは壁がパネルなのでポップアップトレーラーよりはずっと頑丈です。動物にかじられるリスクもほとんどないでしょう。それでも折り畳み式なのでどうしても強度は折り畳みでないものよりは劣るのではないでしょうか。古くなってくると雨漏りするスポットが出てきたりして、補修が必要になることもあります。

ティアドロップキャンパーはしっかり作られているものならとても丈夫です。私のティアドロップキャンパーは前から屋根、後ろまですべて頑丈な金属です。購入時には倒木でもあたったかのような大きな凹みがありました。テントやポップアップ、Aフレームだったら一たまりもなかったでしょう。器用なパートナーが中から天井を外して確認すると凹みの下の梁が折れていたそうです。屋根の凹みを下から叩いて直し、梁を交換して修理完了です。ティアドロップキャンパーはすべてが硬い表面で囲まれているので、動物が入り込むこともありません。長く使っているとティアドロップキャンパーも緩みが出たりして雨漏りすることはあるようです。私たちのティアドロップキャンパーの初旅行では運転中に大雨が降りましたが全く雨漏りはしていませんでした。

ポップアップと比べて防犯面も安心。Aフレームとは防犯面は同等か。

ポップアップトレーラーはキャンバス地なのでその気になれば簡単に中に入られてしまいます。その点、ティアドロップキャンパーは鍵もしっかりかけられるので防犯面でも安全と言えるでしょう。Aフレームもしっかり作ってあるので、防犯面では安全と聞きます。もちろん本気でこじ開けて盗みたい人はそういう道具を持ってきて、ドア自体を壊したり窓を割ったりするのでどんなRVでもリスクはあります。私は簡単なターゲットにはならない程度の防犯対策はして、あとはあまり心配しないようにしています。

牽引タイプはキャンパートレーラをそのまま持っていってしまうという大胆な窃盗もあり得るので(相当稀だと思いますが)、ヒッチに鍵を付けてさらにタイヤをロックしておくのが安心です。

テント感覚で使えるのに快適度・簡易度は大幅アップ

ティアドロップキャンパーの魅力はテント感覚で使えるのに快適度や簡易度が大幅にアップすることです。それなのにテントキャンプならではの魅力もほとんど失わずにキャンプすることができます。

テントでのキャンプと比べて外で過ごす時間が減らない

RVはいわゆる動く別荘。中が快適に作られているのが長所なのですが、そのせいでRVの中で過ごす時間も増えてしまいがち。せっかく大自然にやってきたのにRVの中でゲームをして時間を過ごしてしまった、なんてこともありがちです。その点、コンパクトなティアドロップはテントと同じように中でくつろぐようなスペースはありません。外でくつろぐのが基本です。ティアドロップキャンパーを持つ多くの方はスクリーンテントオーニングと呼ばれる庇を使って、外にリビングスペースを設けています。特に家族旅行などの場合だと、せっかく大自然に囲まれた場所に来たのだから、子供には外で遊んでほしいと願う親が多いのではないでしょうか。みんなでキャンプファイアを囲んだり、外を走り回ったり、中で遊べないからこそのメリットがあるのです。

テントでのキャンプと比べて準備が簡単、快適、安心

テントでキャンプしようと思うと何から何まで荷造りしないといけないのが面倒です。忘れ物も発生しがち。その点、ティアドロップキャンパーならマットレスは常備されているし、キッチン関係のキャンピンググッズもティアドロップキャンパーの中に入れっぱなしにしておけます。荷造りが断然、楽になるのです。雨が降って濡れたテントを片付けるのは苦痛です。ティアドロップキャンパーならそんな片付けも不要です。

見た目がかわいく個性が光る

ティアドロップキャンパーの魅力は見た目がかわいいことです。レトロな雰囲気にポップな色が大自然を背景にとても絵になる姿は購買欲をくすぐってくれます。かわいらしさとハードコアなキャンプもできる強さを兼ね備えているのです。

ティアドロップキャンパーは何より見た目がかわいい

大きな会社が工場で量産しているポップアップキャンパーやAフレームと比べると、ティアドロップキャンパーは小さな会社が参入しています。いかにも量産されたような見た目ではなく、作った人のこだわりが垣間見える味のあるデザインのものが多いです。量産していないからカスタマイズにも快く応じてくれるというメリットも。量産品のRVを見ると万人受けする地味な色で外観も実用性とコストを抑えることだけを重視した味気ないものとなっています。ティアドロップキャンパーは楽しい明るい色も選べ、しずく型そのものがとてもかわいい。作った人達のプライドが感じられるような素敵な見た目のものが多いです。

私の地元にあるVistabule社の作るティアドロップキャンパーはとにかくおしゃれで可愛く、しかも機能性もとても高い。ベッドが椅子になるタイプで小さな室内の中にリビングスペースを作るという工夫もされています。量産品とは比べ物にならない完成度です。

なんとVistabule社のティアドロップキャンパーをキャンプ場で見かけたので話しかけたら快く写真撮影、ブログでの公開をOKしてもらえました!

自分でDIYも可能だから個性を発揮できる

大工仕事が得意または果敢に取り組んで学ぶ気力のある人なら、ティアドロップキャンパーは自分のこだわりの逸品を作ることができます。世界中に一つしかない自分だけのティアドロップキャンパー。美しい木を使って自然に溶け込むようなものをデザインしたり、まるで未来から来たかのようなものを作ってみたり。個性的なティアドロップキャンパー(unique teardrop camper)で検索をかけてみたら、楽しいデザインの検索結果がたくさん出てきました。

ティアドロップキャンパーがおすすめな人とは

ティアドロップキャンパーは万人受けするものではありません。一般的にティアドロップキャンパーと相性のいい人とはこういう要素を兼ね備えた人です。

週末キャンパー

ティアドロップキャンパーがおすすめなのはアウトドアを楽しみたい、なるべく外で過ごしたいという週末キャンパー。室内スペースが狭いことから中でくつろぐことは難しいので、何か月にも渡るような長期間の旅行にはあまり向いていないです。

シンプルが好きな人

下水の処分とか冬の準備とか折り畳むとか面倒くさい!という人にはティアドロップキャンパーがおすすめです。牽引して行ったらそのまますぐ使えます。牽引は小さいのでそこまで難しくなくとっつきやすいのでRV初心者におすすめです。シンプルなキャンプが好きだけどテントよりステップアップして快適さを増やしたいという方には最適のRVと言えるでしょう。

ティアドロップキャンパーはいわばテントのようなものです。テントより快適ですが大型のRVのように自宅のような空間は作れません。テントのキャンプでも構わない人なら大きなアップグレードですが、簡素なキャンプが元から好きでない人には向いてないように思います。

1~2人でキャンプすることが多い人

ティアドロップキャンパーは一般的に少人数向けです。基本は1~2人サイズと考えたらよいでしょう。大人2人、子供2人の家族連れなどの場合は2段ベッドなどカスタマイズされたモデルかテントを足すか、中型サイズにするかになります。中型サイズになるとティアドロップキャンパーならではのメリットが減ってしまい、普通のRVとあまり変わらないものになってしまいます。

費用を抑えたい人

ティアドロップキャンパーはシンプルなベースモデルなら新品でも10,000ドル程度で購入できます。ティアドロップキャンパーを使いだして、オプションを付けたくなれば後付けすればよいので、初めはベースモデルから初めて見るのもよいでしょう。中古市場も成熟しているので安価なものを見つけることができます。特にキットを含めて自分で作ったティアドロップキャンパーのお値段は安く2,000ドル以下のものを見かけました。私たちのティアドロップキャンパーはお隣のウィスコンシン州のTC Teardropsという会社のものですが、タイヤを買い替える必要、屋根がへこんでいるなどの訳あり品で4,400ドルでプライベートセラーからFacebookのマーケットプレースで購入することができました。いくつもの中古ティアドロップキャンパーをフォローしていましたが、どれも数日から数週間で売れていたので、数年楽しんだ後に売るのも難しくなさそうです。コンパクトなサイズのおかげで自宅のガレージで保管することもでき、駐車場を借りる費用も抑えることができるので、費用を抑えてRVを持ちたい人にはお勧めです。

テントで寝るのが怖い・不安な人

テントで寝るのが不安な人にはティアドロップキャンパーがおすすめです。テントと違い硬い金属や木で守られていると思うと安心感が全然違います。鍵がかけられるのは大きなメリットです。テントよりも断然、ちょっとした枝や動物、さらには悪意を持った人からも守ってくれることでしょう。

ハードコアなキャンプをしたい人

ハードコアな場所でキャンプしたい人にもおすすめです。小型なので大きなRVではいけない場所も行けてしまいます。行った先に良いキャンプサイトになるような場所がなかったら戻ればいいだけ。車をUターンさせられるスペースがあれば十分。ティアドロップキャンパーはヒッチから外して手で回転させればいいので少々狭い道でも安心です。

まとめ

ティアドロップキャンパーはRV初心者にはとても入りやすいキャンピング・トレーラーです。扱いやすいので大きなRVを牽引する自信のない方やソロキャンプを楽しみたい方にもおすすめです。見た目の可愛さもあり女性にもピッタリ。テントキャンプも好きだけどアップグレードしたいという方にはとてもおすすめです。

今運転している愛車で一度ティアドロップキャンパーをレンタルして楽しんでみませんか?アウトドアがぐっととっつきやすくなるはず。

もちろんティアドロップキャンパーはメリットだけではありません。長所が短所となりうる場合もあります。次回のブログ記事ではティアドロップキャンパーのデメリットも解説予定です。

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