アメリカで自転車にやさしい都市で観光名所を周れる都市はある?観光のおすすめモデルコースを教えてほしい。自転車をレンタルする方法も知りたい。
アメリカで自転車に優しい街と言えばミネアポリスと言われています!ミネアポリスは坂道が少なく、市が自転車の安全性をすごく重視して車道と分けた自転車専用の道が豊富なので自転車観光はすごくおすすめです!ストーンアーチブリッジ、チェーンオブレイクス、ミネハハ滝の辺りの自転車観光が一番おすすmです。
ミネアポリス市は自転車に優しい都市、全米ランキングで1位
ミネソタ州ミネアポリス市は中西部でシカゴに次ぐ第二の都市です。州都であるお隣のセントポール市と合わせてツインシティと呼ばれ、経済活動が活発なだけでなく観光地としても穴場です。ミネアポリス市はインフラとして自転車道の整備に取り組んでおり、全米で自転車に優しい都市の第1位ランキングの常連。一番最近のデータではサンフランシスコに次ぐ2位とありましたが、一年の半分が冬のミネアポリスで自転車通勤人口がカリフォルニアの都市とほぼかわらないのというのは、すごい快挙です。ミシシッピ川沿いの道や元鉄道跡地を利用したグリーンウェイと呼ばれる自転車道を利用して安全に市内をまわることができるうえ、多くの車道に自転車専用のレーンがあり、市内のほぼどこでも自転車で安全に周ることができます。さらにミネソタは大草原が広がっていた場所、そのため傾斜はほとんどなく自転車で楽々と周ることができるんです。
自転車道を利用した観光コース3選!
なによりも魅力なのは自転車に乗って人気の観光名所に簡単に行けることです。本記事では自転車で周るおすすめ観光コースを3つご紹介します。おすすめ順に表示しています。
- ストーンアーチブリッジとセントアンソニー滝、ミルシティ博物館~ニコレット・アイランド
- チェーン・オブ・レイク、アップタウンからイートストリートまたはミッドタウン・グローバル・マーケット
- ノコミス湖周辺からミネハハ川~ミネハハ滝
1.ストーンアーチブリッジとセントアンソニー滝、ミルシティ博物館周辺~ニコレットアイランドを通り一周 (博物館入場しても所要3時間ほど。2.5マイル、平坦)
ストーンアーチ橋は修復工事のため2024年4月に閉鎖されました。通行が可能となるのには数年かかるとの情報です。
まずはミネアポリスの始まりとなったミルシティ博物館(製粉の都市博物館)あたりを目指しましょう。ここにはミシシッピ川の唯一の滝であるセントアンソニー滝があり、この滝の水力を利用して水車で製粉をしたことからミネアポリスが始まりました。製粉工場跡をよく見るとミシシッピ川とトンネルでつながっていた様子が今も見られます。そこから小麦などが運ばれていたのでしょう。穀物は鉄道でも運ばれていました。元、鉄道の橋であったストーンアーチブリッジは現在は歩行者と自転車のみに解放されています。アーチが素敵なこの橋は夜間、ライトアップされ、一日中楽しめます。途中でセントアンソニー滝を見られますが開発により滝は原型をとどめておらず、滝というより段差という感じです。
元製粉工場跡をおしゃれに改築したミルシティ博物館にはぜひお立ち寄りを。製粉の町のミネアポリスの歴史をわかりやすく説明してくれます。水力の仕組みを学ぶ体験コーナーや製粉グッズのおさわりコーナーなどはお子様でいつもにぎわっています。ミルシティのあたりはレンガが素敵な倉庫などをおしゃれに改装した建物や、素敵なカフェが並んでいます。個人的にはAster CaféやWilde Caféは屋外席がありおすすめです。ニコレット・アイランドにはニコレット・インというかわいいホテルがあり、そこでちょっとおしゃれに食事もありです。ミルシティ博物館側は1ブロックほどダウンタウン側に入るだけでレストランがたくさんあります。Zen Box Izakayaでハッピーアワーもいいですね。この辺りは屋外席のあるレストランが多くコロナが心配な方でも安心して食事できます。
2.チェーン・オブ・レイクスとミッドタウン・グローバル・マーケット(観光含め3時間ほど。ブデマカスカ湖一周からミッドタウンのコースで7.3マイル、平坦。)
ミネソタはネイティブの言葉で「空色の水」という意味、とても湖の多い州です。ミネアポリス市内にもいくつも湖があり、その湖がいくつも鎖のようにつながっている辺りがチェーン・オブ・レイクスです。この辺りはおしゃれなレストランやお店が集まるアップタウンから近く、週末には多くの人でにぎわいます。静けさを求めたいなら小さなアイル湖がおすすめ。アイル湖の周りには豪邸が立ち並んでいます。Isles Bun & Coffeeで有名なシナモンロール、それが大きすぎる場合はパピーテールを食べてみましょう。
チェーン・オブ・レイクスの中で一番活気があるのは一番大きいブデマカスカ湖(旧名カフーン湖)です。市民の憩いの場となっており、アップタウンの中心地からも近いです。アップタウンに行く場合はブデマカスカ湖とアイル湖間からアクセスできるグリーンウェイと呼ばれる遊歩道・自転車道で安全に移動しましょう。さらに東へ向かうとニコレット通りのあたりがイートストリートと呼ばれています。たくさんのベトナム料理店が並んでいて、ほかにもレストランが多いのが名前の由来です。ベトナムサンドイッチを食べてもよし、バブルティーを飲んで休憩もよしですね。Lu’s Sandwiches、My Huong Kitchen、Quangがおすすめです。さらに東、グリーンウェイ沿いにあるミッドタウン・グローバル・マーケットにも立ち寄ってみましょう。色々な国の本格的な料理が食べられます。おすすめはMoroccan Flavorsですが、他にもおいしいエスニック料理が多数あります。
ちょっと高級なイメージを求める方はハリエット湖に向かいましょう。湖の西側にはLinden Hillsという高級な住宅街があり、素敵なお店もあります。セバスチャン・ジョーでアイスクリームを食べてもいいですね。
3.ノコミス湖とミネハハ川、ミネハハ滝(観光含め2時間ほど。5マイル、ほぼ平坦。)
ノコミス湖はミネアポリスの他の湖と比べるとアップタウンやダウンタウンから離れており、飛行機が大きな音をたてて時折通過する以外は、比較的静かにゆったりとしたペースで周ることができます。ハリエット湖とミネハハ川という小川でつながっています。この小川沿いには自転車道が整備されています(小川の北側のみ)。大草原の草花を回復させる試みも行われており、季節感ある花や秋には黄金色に染まる草を見ることもできます。ノコミス湖最南端の近くの5-8クラブでミネアポリス発祥のジューシールーシーという熱々のチーズをハンバーグの中に包み込んだハンバーガーをぜひお試しあれ。少し離れたところにあるMatt’s Barがジューシールーシーのオリジナルだという説もあり、競合していますが、個人的には5-8クラブの方がファミリーでも行きやすい雰囲気でおすすめです。
ノコミス湖とハイワサ湖がつながるあたりでミネハハ川沿いの自転車道に東へ抜け、ミネハハ滝へ向かいます。木が茂っており、暑い日には日陰になっていてとても清涼感がありますよ!ミネハハ滝の目の前にはSea Saltという屋外席が気持ちいいレストランがあります。ミネソタでは珍しいシーフード専門のレストランでカキフライなど手ごろなお値段で食べられます。Sea Saltでは最近になり任意のチップを廃止し、一律15%の料金を課金するようになったのもありがたいですね。自転車で疲れてしまったら、ここからライトレールに乗ってダウンタウンに戻ることができます。ライトレールは自転車持ち込みOKで、車内でラックに掛けて収納するのが困難だったら、そのまま邪魔にならなさそうな場所で自転車の横に立っていればそれでOKです。
レンタサイクルの方法や場所
2023年からナイスライドがなくなってしまいました!Lyft、Lime、Veoが自転車のシェアサイクルをしています。電動自転車やキックボードの選択肢もありますよ!
ミネアポリスを自転車で周るならシェアサイクルのNICE RIDEが一番簡単です。毎回30分以内にポートに返せるなら一日6ドルの料金で乗り放題です。30分を超えても1分につき、たったの22セントの追加料金なので安心です。NICE RIDEのアプリをダウンロードして利用しましょう。lyftのアプリから直接購入することも可能です。ポートに設けられた支払機でも支払いは可能です。疲れたらポートに返して公共の交通機関を利用するか、ライドシェアを呼ぶだけなので使いやすいです。
注意点
- ミネアポリスは寒いので自転車観光は6月~9月末くらいまでがベストシーズン。
- グリーンウェイやミネハハ川沿いの遊歩道・自転車道は暗くなると人気がなくなるので日が明るいうちに楽しみましょう。
- ミネソタの夏は日が長く、しかも夏時間もあるので7月などは9時近くなっても外が明るくディナーも屋外席で楽しめます。
- NICE RIDEは小柄な人には少し大きすぎる感じですが、身長150センチでも乗ることは可能。心配な方はヘルメットを持参しましょう。
- 夏場はしっかり暑いのでお水を持ち歩きましょう。
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