ソロキャンプって怖くない?アメリカにて初心者女性が一人でキャンプを始める方法

一人で行くキャンプって楽しめるもの? 全くのキャンプ初心者の女性が安心して楽しめるコツを教えてほしい。

初心者のキャンプは頑張りすぎずに、ストレスを減らして楽しみましょう。初心者女性にとっては一人で全部できるか、また防犯も気になるところ。防犯対策は色々できますが、まずは自宅近くの人気のカーキャンプから初めてみるのがおすすめです。

キャンプといえば家族や友達とワイワイ楽しむイメージがあるのではないでしょうか。一人キャンプというと、すごくアウトドア慣れした人が大自然の中でするような感じで初心者としては勇気がいるのではないでしょうか。特に女性だと不安になる要因はいくつもあります。そんな初心者の不安を解消しながら、レベル1のソロキャンプ体験を紹介します。

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目次

女性一人での初心者キャンプで不安なこと

初心者がまず不安に感じるのは自分一人で色々できるのかという疑問です。キャンプとは日常生活とは異なり、不慣れなことばかりです。普段はベッドに潜り込めば寝られるのに、キャンプではまず安全な寝場所の確保から始まります。お湯は自分で沸かさなくてはいけません。冷蔵庫や便利な調理器具が使えないので食べ物もを持参し工夫が必要になります。都会暮らしの方は虫が怖い人も多いのではないでしょうか。食べ物の匂いにつられてアライグマや熊がやってくる可能性だって場所によってはあります。真っ暗な夜中にトイレに行きたくなったら、怖いですよね。一人でキャンプなんて、寂しい人と思われないか周りの目も気になるのでは。特に女性のソロキャンプともなると自然を相手にしているだけでなく、もしかしたら変な人がいたらどうしよう・・・といった切実な悩みもあります。

こういう森に恐怖を覚えるのは本能でしょうか。

一人キャンプがおすすめな理由

一人でキャンプをする決意をすると大きなメリットもあります。一番のメリットは誰にも気を遣う必要もなく、好きに予定を立てられることです。キャンプに行きたいのに、パートナーが休みをとれなくて行けないとか、自分と友達が行きたい場所が一致せず、なんだか相手に合わせてばかりで、結局、あきらめている旅行ありませんか?一人でなら、思い立った当日に実現させることもできる、つまり最大限に自由の旅ができるのです。

ホテルに泊まるのとは異なり、キャンプを一人でするということは色々な作業が伴います。テントを張るということは、ある意味、小さな家を建てるという作業です。もちろんサバイバルに必要な最低限のものは絶対に忘れてはいけないのですが、それ以外のものなら忘れたって、失敗したって、なんとか工夫して間に合わせることになります。そういう問題を解決する力を実感することで、自信がつくのです

おしゃべりする相手もなく、焚火で暖を取りながら思いにふけったり、美しい景色を眺めながら静かに食事をしたり、キャンピングチェアに座って好きな本を読む。他の人との交流がないことで、心の雑談が次第に静かになり、まるで森林の中での転地療法に来ているかのような気分になれるのです。初めはちょっと気になった周りの目も、すぐに忘れることができます。

秋晴れの素敵な日に、女一人+一匹で森林浴に出かけました。

初心者女性の一人キャンプのコツ(レベル1編)

初心者は近場のカーキャンプから始めよう

初心者がいきなり無理をする必要はありません。まずは近場の施設が整ったキャンプ場で一泊から初めてみましょう。悪天候になったり、どうしても不安になってしまった場合は自宅に戻ればいいだけです。キャンプ場には、車で乗り入れられるカーキャンプ(drive in)や、車は駐車場にとめてカートで少し離れた場所に荷物を運ぶタイプ(cart in)、さらにはかなり歩いていかなければならないタイプ(hike inまたはbackpack in)などがあります。歩く距離がすごく短い場合はウォークイン(walk in)などと呼んで区別をつけている場合もあります。人気のある近場のカーキャンプなら、施設が整っているだけでなく周囲にも人がいて安心感があります。非常事態では車に飛びのって立ち去ればよいだけです。

食べ物は簡単なものから始めるとよい

食べ物の不安は簡単な献立を考えることで和らげることができます。一人なのですから手の凝ったものを作る必要はありません。私が初めて一人キャンプしたときには夕飯は缶詰の具だくさんスープを温めただけ、朝食は持参したゆで卵、クロワッサン、紅茶ですませました。果物も皮をむいたり切ったりするのが面倒なら、フルーツ缶やバナナなどナイフのいらない果物で十分です。レトルトのカレーなどは簡単でおすすめです。ご飯もお湯に入れて温めるだけのタイプのものがあると便利です。

究極に簡単な朝ご飯 

キャンピンググッズは自宅で一度使ってみよう

使ったことのないキャンプ調理器具やテントは自宅で練習をすることをおすすめします。私は日本でのカセットコンロには慣れていたのですが、プロパンガスのコンロの使い方で少し手間取ったことがありました。テントは必ず一度自宅で試してみましょう。実は私はパートナーがテントを張るのを見ただけで、自分では練習せずに一人キャンプに行ったところ、大型テントのポールが私の微力では硬すぎてうまく曲げることができず、必要なポケットに挿入できず一時間近く格闘したあげく、あきらめるというちょっと悲しい経験をしました。

テントを張る場所は必ず安全確認!

テントで寝るのが怖いという方もいるのではないでしょうか。必ずテント設置場所のすぐそばの木を見上げて落ちてきそうな枝がないか確認しましょう。明るいうちにテントを設置して中に入りしばらくどんな音が聞こえるか耳をすませてください。風でテントの布がこすれる音、葉っぱが揺れる音、お隣でキャンプする人々の音など、いろいろな音が聞こえます。夜になってこういう音が聞こえても、何の音かわかっていれば怖くなりません

テントでも車中泊でも必ず換気のために少し窓を開けておきましょう。結露を少しでも防ぐためです。それをしていないとテントの天井から露が滴り落ちてくるだけでなく、カビの原因にもなります。

小心者には車中泊という選択肢も

結局テントを張れなかった私は、SUVの車の中で寝ました。車中泊は女性のソロキャンプには有利な点が複数あります。

  • 鍵をかけられるので防犯がテントよりしっかりしている。
  • 虫や野生動物が入り込みにくい。結露防止に窓を少し開けておくには車の窓用のスクリーンが便利です。
  • 雨が降っても大丈夫。
  • テントと異なり設置・片付けが不要。
  • 金属に囲まれているので、ちょっとした枝などが落ちてきても大丈夫。
  • 非常事態には運転して避難できる。

座席を倒すと平らになるタイプの車でない場合なら、簡単なプラットフォームを作ると便利です。私はテントの設置に挫折したのち、後ろの椅子を倒してもまっ平らにならない状態で就寝。寝袋と断熱パッドがナイロンで滑りやすく、何度も滑り落ちて寝るスペースが縮小してしまい目が覚めてしまったのは想定外でした。滑り落ちないよう犬に抱き着いて寝たので、愛犬にとっては迷惑な話です。その後は後部座席を取り除き寝られるスペースを作りました。

虫が苦手なら秋キャンプや車中泊がおすすめ!

虫が苦手という方は夏よりも、秋のキャンプをお勧めします。ちょっと体には悪そうですが、強力な虫よけシールドを使うのもありです。野生動物やちょっとした虫に関しては、車の中で寝ることで不安感を和らげることができます。そうできない場合でクマがいる場所でキャンプする場合は、食べ物や食べ物の匂いがついたもの(歯磨き粉や調理器具など)は指定のロックボックスに入れるか(テントから少し離れた場所に設置してあります)、別のクマ対策をすることになります。例えば、袋に入れて指定の高さまで木からつるす、クマが壊すことができないタイプの容器に入れてテントから離れた場所に置くなど。テントの中で食べるのは匂いが残るので絶対にやめましょう。初心者なら無理はせず、そういうところにはもうちょっとレベルがアップしてから挑むことにしましょう。

トイレの心配はグッズで解消

夜中にトイレに行きたくなったらどうしよう、というのは特に初心者の女性なら不安に感じるものではないでしょうか。予約制のキャンプ場でトイレのすぐそばのキャンプ場を予約できるならそれもいいでしょう。万一のためにトイレグッズを持っていくとテントや車の中で用が足せて安心です女性でもグッズがあれば立ったままで、または中腰でもすますことができます。ビニール袋をかぶせたバケツに載せる便座タイプのグッズもあります。ぶっちゃけ大口の古い水筒でも立ってすれば大丈夫です。もちろん慣れないことですから自宅でシャワーにて練習しておいてください。

私はトイレグッズは持っているのですが、キャンプ場でそういうことをしたくなかったので、夜は水分を控えておなかを温めるよう腹巻と湯たんぽを持参して、夜中のトイレを防ぐことができました。

非常時や防犯対策

女性だけに限ったことではないのですが、非常時や防犯の対策をたてておくと安心感が増します。ソロキャンプとなると自宅に残っている家族も心配している可能性があるので、大切な人たちの不安を解消してあげるという意味でも、以下の点を注意してください。

女性一人だと思わせないこと

  • 女性サイズの靴をテントの外の見えるとこに一人分だけ置くのは防犯のためやめましょう。男性用の靴を持って行ってテントの外に置くのも手です。
  • キャンピングチェアは最低2つ用意する、犬がいなくても大型犬用のリードや水の容器を外に置くなどすることで一人ではないとアピールすることができます。

周囲のサポート体制を整えよう

  • 必ずどこに行くのか、何番のキャンプサイトに泊まるのかを家族や友人に知らせておきましょう
  • 初心者は携帯電話の圏内なら安心です。家族とはロケーションの共有をすればお互いに安心です。
  • 州立公園や郡の所有する公園など大きなキャンプ場ではキャンプホストという人たちがいることが多いです。この方々はキャンプ場に長期で安くまたは無料でキャンプできる代わりに、公園のオフィスが閉まった後の薪の販売管理や、キャンプ場にゴミが落ちていないかの確認、何か問題があったときにパークレンジャーに連絡などの役割を担っています。だいたい目立つキャンプサイトに大きなRVで滞在していて、「Camp Host」という表札を立てています。キャンプホストの近くのキャンプサイトに宿泊すると何かと安心です。
  • 犬がいるなら吠えてくれるので、変な人から狙われにくいです。

非常時の対策を立てておこう

  • 念のために防犯パーソナルアラームやペッパースプレーなど身を守るものを持っていくのもありです。ハチ用のスプレーが遠くまで届くので良いという意見も。
  • 車のカギのパニックボタンはパーソナルアラーム代わりになるので良いのですが、慌てているときに押しにくいという難点も。
  • テントよりも鍵のかけられる車内泊をすること。非常時に逃げやすいよう車の向きはすぐに出られるように駐車しておきましょう。
一人でキャンプファイアー

まとめ

ソロキャンプをするのには不安があって当たり前ですが、以上の対策をすることでかなり不安感を和らげることができます。超初心者でも女性一人でも自然を無理しない範囲で楽しんでいきましょう。私の初ソロキャンプはたったの一泊で、テントを設置できないという失敗したことがあっても、それなりにできるんだという自信につがなりました。少しずつ自信をつけてもっと日程の長いキャンプにもいずれはチャレンジしてみようと思います。皆さんもぜひどうぞ!

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この記事を書いた人

ミネアポリス在住。アメリカの大自然や多文化に魅了された旅ブロガー。アウトドア系の旅行が特に好きで一人旅も多い。ちょっと怖がりなのでそれを克服する動機としてブログ開設。小心者の視点からのブログで同じような性格の女性にもアメリカ旅行を身近にしていきたいと願っている。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • This is so inspiring! Thank you for sharing about your experience and tips! Great idea about being mindful of your shoes outside as a safety precaution

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