混雑を解消するために空港ラウンジのアクセスが難しくなったらしい。空港ラウンジにアクセスできるお得で優れものの旅行クレジットカードを教えてほしい。
空港ラウンジにアクセスするなら2024年もクレジットカードがお得です。空港ラウンジのアクセスに最強なのはアメリカンエクスプレス・プラチナですが、予算が限られているならキャピタルワン・ベンチャー Xが年会費実質無料で空港ラウンジにアクセス可能です!空港ラウンジだけでなく旅行保険重視ならチェイスサファイア・リザーブがおすすめ。いつも同じ航空会社を使うなら航空会社系のプレミアムクレジットカードでも十分です。
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【アメリカ在住者向け】2024年、空港ラウンジにアクセスする方法は?旅行クレジットカードでアクセス獲得!キャピタルワンかチェイスがおすすめ!
こ数年は旅行需要の高まりで空港ラウンジにアクセスする人が急上昇し、一時は座る場所もないほど空港ラウンジが混雑するようになってしまいました。そのため混雑緩和対策に空港ラウンジへのアクセスが難しくなりました。それでも空港ラウンジにアクセスしたい方のために、コストを抑えながら空港ラウンジにアクセスする方法を解説していきます。
空港ラウンジ利用のメリットとデメリット
最近デルタ航空のラウンジアクセスを持つ友達と同じ便の利用だったため、50ドルと有料だったもののゲストとしてデルタ航空の空港ラウンジを利用する機会がありました。そこにはエクスクルーシブな高級感とゆったりした別世界が広がっていました。私は飛行機で飛ぶのが少し怖く感じるので、ラウンジにわくわくしたこと、ゆったり過ごすことで飛行の不安感を和らげることができました。空港ラウンジにアクセスしたのは日本への往路のみで、アメリカへの復路は通常通りにゲートやカフェテリアで搭乗時間まで時間をつぶしたのですが、カフェテリアは混雑していて座る場所を見つけるのに20分はかかりストレス量の差は歴然でした。
帰宅後、空港ラウンジに無料でアクセスする方法はないかと調べまくった結果、以下の結論に達しました。
空港ラウンジアクセスに一番経済的なクレジットカードはキャピタルワンのベンチャーX!
- アメリカンエクスプレス・プラチナは自社ラウンジ、デルタ航空ラウンジ(デルタ利用時のみ)、プライオリティパスなど空港ラウンジのアクセスでは最強だけど、年会費が695ドルと非常に高いうえに特典利用が煩雑で一般の人は元を取りにくい。
- 航空会社系のプレミアムクラスのクレジットカードは年に数回飛ぶなら年会費の元を取りやすいが、その航空会社で飛ぶときのみ、その航空会社の空港ラウンジアクセスなどのリミットがある。しかしラウンジの質はクレジットカード会社ラウンジより高いことが多い。
- チェイスサファイアは年会費はアメックスより安いが、空港ラウンジアクセス力はアメックスより劣る。チェイスラウンジ、エアカナダのメープルリーフラウンジとプライオリティパスの空港ラウンジ(一部のプラザプレミアムはプライオリティパスと提携しており、プライオリティパスで入場できる)を利用できる。年会費の元は特典利用だけでは取れない。
- キャピタルワンはまだキャピタルワン空港ラウンジ数が少ないが、年会費は実質無料でプライオリティパス、プラザプレミアムの空港ラウンジにアクセスできる。
ラウンジ利用のメリットとデメリット
空港ラウンジを利用してよかったこと
- ゲートより混雑していなくてゆっくりできる
- ゲートより椅子が快適でリラックスできる
- ゲートより騒音が少なく、気分が良い
- 無料で提供される食事や飲み物がちゃんと美味しかった(デルタ航空の空港ラウンジ)
- 空港ラウンジ用のWi-Fi回線があり、インターネット接続が通常より早い
- セキュリティ通過後にあるので、安心して搭乗時間近くなるまでラウンジでゆっくりできる
空港ラウンジのデメリット
空港ラウンジといってもいいことばかりではありません。
- ビジネスやファーストクラスや何らかのエリートステータスがないと入れない(つまり高額)
- クレジットカードでアクセスできる場合、クレジットカードの年会費が高くて手が出せない
- ラウンジの内容はピンキリでゲートとあまり変わらないラウンジもある
- 混雑していると入るのを断られる、または待ち時間が長すぎて利用できない
- 24時間オープンしているわけではない
- 出発の3時間前からしか利用できないなど時間制限がある
空港ラウンジのタイプ
空港ラウンジには航空会社、クレジットカード会社(銀行)、ラウンジ業などの会社によって運営されており、アクセスするための条件もそれにより異なります。以下、空港ラウンジの種類を解説します。
1.航空会社のラウンジ
贅沢な気分が味わえるラウンジは航空会社が運営している空港ラウンジです。デルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空、JALやANAなどLCCではない航空会社が提供しています。ビジネスクラスやファーストクラスを利用する乗客に特別感を提供することが当初の目的でしたが、その後ラウンジパスを別販売したり、航空会社系のクレジットカードの特典としてラウンジへのアクセスが提供されるように進化しました。アメリカ国外でも多くの場合、提携航空会社のラウンジを利用することができます。平均的にラウンジの質は高くしっかりした食べ物や、快適な空間が提供されます。
2.クレジットカード会社のラウンジ
クレジットカード会社(つまり銀行)が運営するラウンジも質が高めです。プレミアムなクレジットカードを所有するメンバーにアメックスが空港ラウンジを提供し始めたのが始まりです。アメックスはセンチュリオン(Centurion)ラウンジを展開していて、食べ物も充実していて近年とても人気が出ました。アメックスはデルタ航空と提携し、アメックスのプレミアムカードを持っていると質の高いデルタ空港ラウンジにアクセスすることもでできるので、インフルエンサーなどの影響で人気に火がつきました。しかしながらラウンジの大混雑が問題となり、ゲストを連れている場合は有料にしたり、デルタ航空のラウンジにはアメックスのカード保持者はデルタの搭乗券がないと利用できなくなったりと、最近ではラウンジ利用に制限がかかり始めました。さらに他の銀行も遅ればせながら空港ラウンジ業に参入し、最近ではキャピタルワンやチェイスもまだ数は少ないもののラウンジを展開し始めています。
空港ラウンジにアクセスできるプレミアムクレジットカードなんて年会費が高すぎて手が届かないと思っていたのですが、上手に特典を利用すれば年会費を実質無料にすることができると知り、早速申し込みました!
3.ラウンジ会社のラウンジ
クラブ、プラザプレミアム、エスケープなどはラウンジ会社が運営している会員制または一回限りの有料のラウンジで誰でもお金を払えば利用することができます。アメリカ国外では素敵なプライオリティパスのラウンジもあるそうですが、アメリカや日本では基本的なサービスのみのラウンジが多いようです。アメリカ国内でラグジュアリー感があるのはクラブが展開するプライオリティパスラウンジです。プライオリティパスの会員は一部のクラブ、プラザプレミアムラウンジ、一部のエスケープラウンジや他のプライオリティパスと提携しているラウンジにアクセス可。私も羽田空港にある有料ラウンジであるTIATラウンジはプライオリティパスで利用できます。TIATラウンジは私も利用したことがありますが、おにぎりやパン、カップ麺などの軽食やコーヒー、お茶、ゲートよりも快適な椅子程度の基本的なラウンジでした。
アメリカのプレミアム旅行クレジットカードには、プライオリティパスやプラザプレミアムなどの無料アクセス特典が付いていることが多いので、旅行クレジットカードを持っているなら確認してみましょう。
空港ラウンジ特典のあるクレジットカード
プレミアムクラスの旅行クレジットカードには空港ラウンジ特典がついていることが多いので、空港ラウンジにお金を払うのはもったいない感があります。空港ラウンジ特典のある代表的なクレジットカードを以下に解説してきます。
クレジットカードの初期費用の年会費を含め、毎月の支払いを全額支払うことができる人にのみおすすめです。残高を繰り越すと利息が高く逆に費用が高くなってしまいます。またアメリカ滞在歴が短い方はクレジットカードを作れないことが多いです。その場合は担保となる預金をするタイプのセキュアカード(secured credit card)から始めてアメリカでのクレジット歴を作っていきましょう。
1.アメリカンエクスプレス・プラチナ おすすめ度 ★
アメリカンエクスプレス・プラチナ(American Express Platinum)を展開するアメックスは銀行業界では空港ラウンジ展開の先駆的存在で、独自のブランドであるセンチュリオンラウンジだけでなくエスケープラウンジ、プライオリティパス、プラザプレミアム、またデルタ航空便利用の場合はデルタ航空ラウンジも利用でき、空港ラウンジのアクセス特典は旅行クレジットカードの中では最強です。ただ空港ラウンジアクセスが付帯しているアメックス・プラチナカードは年会費が695ドルと非常に高額。その代わりに色々なカテゴリーでのカード支払い分がアメックスから払戻し(クレジット)されて実質年会費を減らすことになります。普段からそのカテゴリーの出費がある人はいいのですが、そうでない人も多く、また自動的ではなくきちんとカテゴリーごとに登録しないと利用できない、払戻しが月ごといくらと制限されているので毎月ちょっとずつ使わないといけないというのが難点です。通常の新規入会ボーナスは1,250ドル相当で口座開設から6か月以内に8,000ドル分をカードで支払うのが条件です。
2025年に羽田空港にセンチュリオンラウンジがオープン予定です!
主な特典
- 数多くの空港ラウンジにアクセス可
- 自分で選んだ一つの航空会社での座席指定料金、預入荷物料金、同航空会社のラウンジ利用などの費用200ドルまで返金される
- アメックスのオンラインポータルからホテルの予約をすると毎年200ドルまでホテル代が返金される(ただしホテルはラグジュアリー系)
- アメックスのオンラインポータルからプレミアムのホテルを予約すると施設で使える100ドルのクーポンや午後4時までの無料滞在延長などの特典がある施設がある
- ライドシェアのUberやUber Eatsの費用はカードを利用すると毎月20ドルまで返金される
- ディズニープラスやニューヨークタイムズなどの購読料金が合計毎月20ドルまで返金される
- Saks 5th Aveでのお買い物100ドルまで返金
- ウォールマートプラスの費用155ドルまで返金
- マリオットとヒルトンホテルのエリートステータスをもらえる
- HertzやAvisのレンタカーのエリートステータスをもらえる
アメックス・プラチナカードに向いている人
- 普段から払戻し特典のカテゴリーでの出費が毎月ある人
- 空港ラウンジアクセス代だと思ってお金を払うことを厭わない人
- 一つの航空会社だけでなく色々な航空会社を利用する人
- お金がかかってもいいからマリオットホテルやヒルトンホテルのエリートステータスが欲しい人
- プレミアムなホテルに泊まることがありホテル特典を利用できる人
- 複雑なポイントや特典の仕組みを理解する手間や時間を厭わずにお得に利用できる人
- レンタカーのエリートステータスが欲しい人
- レンタカーの保険がセカンダリーでもいい人、または他のクレジットカードでレンタカー代を払う予定の人
- 旅行の交通費全額をアメックス・プラチナで支払う人(そうでないと保険が適用されない)
- 大きな買い物を控えている、普段から高額をカードで支払う人で新規入会ボーナスの条件をクリアできる人
- ポイント利用の上級者でポイント移行パートナーが充実していることが大切な人
- ANAがポイント移行パートナーであることが重要な人
アメリカンエクスプレス・プラチナカードに不向きな人
- 高額な年会費への抵抗感がある人
- 必ず年会費の元を取りたい人(元を取るのはライフスタイルにより結構むずかしい)
- 特典利用がシンプルな仕組みであることが大切な人
- 旅行の際、すでにラウンジアクセス特典を持っていない同伴者がいつもいるので自分だけラウンジを利用しにくい、または同伴者のラウンジアクセスにお金を払わなといけなくなってしまう人
- 旅行の交通費を他のクレジットカードで支払いたい人(この場合アメックスの旅行保険は不適用)
- 荷物の遅延の保険が欲しい人
- レンタカーの保険はプライマリーがいい人
アメックス・プラチナはとにかく贅沢な旅行をしたい人におすすめです。ポイント狙いなら普段使いの他のカードを組み合わせましょう。
2.デルタスカイマイル・リザーブ・アメリカンエクスプレス おすすめ度 ★★
アメックス・プラチナには手が届かない方には航空会社のプレミアムクラスのクレジットカードを利用すると、無料のコンパニオンチケットなどの特典で実質年会費を大幅に減らすことができます。例えば私も真剣に検討中のデルタ航空のデルタスカイマイル・リザーブ・アメックス(Delta SkyMile Reserve American Express)を例に解説していきます。ユナイテッド航空やアメリカン航空のカードもだいたい空港ラウンジのアクセスは同じような感じだと思います。
この方法での空港ラウンジアクセスは有効なクレジットカードだけでなく、その航空会社(または提携航空会社)の搭乗券を持っていいないとラウンジにアクセスできないため、同じ航空会社を常に利用する人にのみおすすめです。
デルタ航空のデルタスカイマイル・リザーブ・アメックス(Delta SkyMile Reserve American Express)カードは年会費は$650とアメックス・プラチナとあまり変わらないものの、特典が断然使いやすく、年会費の元を取りやすいです。このカードを利用してデルタのメインクラスまたはそれ以上の航空券を購入するとデルタ航空のラウンジまたはセンチュリオンラウンジにアクセスすることができます。通常の新規入会ボーナスは900~1000ドル相当で口座開設から5~6か月以内に6,000ドル分をカードを利用するのが条件です。
主な特典
- 毎年、アラスカやハワイを含むアメリカ国内線、メキシコ、カリブ海へ向かうのに利用できる同伴者の搭乗券クーポンがもらえる。
- デルタ航空のオンラインポータルからホテルの予約をすると毎年200ドルまでホテル代が返金される(アメックスのウェブポータルよりデルタの方がホテルの価格帯の選択肢が豊富、お値段は他サイトと同じものも簡単に見つかりました)
- Resyに登録されているレストラン(中・大都市のレストランが多い)でカードを利用すると毎月20ドルまで返金される
- 毎年、デルタ航空ラウンジで使える4回分のゲストパスをもらえる(センチュリオンラウンジはゲストは有料)
- デルタ航空利用の場合、預かり入れ荷物1つ分はいつでも無料になる
- マイルを利用して航空券を購入時、15%割引になる
- ただしお買い物につくマイル数は低く、デルタ航空に紐づけされているのでマイル利用の柔軟性に欠ける
- デルタのエリートステータスを通常より少ないマイル数で獲得できる
デルタスカイマイル・リザーブ・アメックスに向いている人
- 年に数回はデルタ航空を利用しメインクラスまたはそれ以上のクラスで飛ぶ人
- デルタでエリートステータスを獲得したい人
- 同伴者を連れてデルタ航空を利用する機会が年に数回はある人
- 同伴者搭乗券特典を利用する予定の人
- Resyに登録されているレストランで定期的に食事をする人
- 国内線でも荷物を預入することが多い人。日本里帰り時にアメリカの他の都市観光と組み合わせるときなど便利
- マイルや特典の仕組みを理解してお得に利用できる人
- デルタ航空ラウンジにこだわりがある人または地元の空港にデルタ航空のラウンジしかほぼ選択肢がない人
- センチュリオンラウンジにもアクセスしたい人(デルタ航空のメインクラスまたはそれ以上を利用時のみ)
- 年に数回だけ同伴者と一緒にラウンジを利用したい人
- レンタカーの保険がセカンダリーでもいい人、または他のクレジットカードでレンタカー代を払う予定の人
- 旅行の交通費全額をデルタスカイマイル・リザーブで支払う人(そうでないと保険が適用されない)
- 大きな買い物を控えている、普段から高額をカードで支払う人で新規入会ボーナスの条件をクリアできる人
デルタスカイマイル・リザーブ・アメックスに不向きな人
- デルタ航空をあまり利用しない人(デルタ航空は他の航空会社より高い)
- 高額な年会費への抵抗感がある人
- 必ず年会費の元を取りたい人(アメックス・プラチナよりは簡単だけどそれなりの努力を伴う)
- 特典利用がシンプルな仕組みであることが大切な人
- 溜まったマイルをデルタだけでなくホテルを含めた幅広いカテゴリーに利用したい人
- 旅行の交通費を他のクレジットカードで支払いたい人(この場合アメックスの旅行保険は不適用)
地元の空港ラウンジが充実していないなら、航空会社系のプレミアム旅行カードがおすすめです。
3.キャピタルワン・ベンチャーX おすすめ度 ★★★
キャピタルワン・ベンチャーX(Capital One Venture X、以下、ベンチャーX)は実質年会費を簡単に無料にすることができる庶民の味方のプレミアム旅行クレジットカードです。年会費は395ドルですが、キャピタルワンのオンラインポータルからホテルや航空券を購入すると300ドルまで返金されます。そして毎年、口座開設記念日に100ドル分のマイル(使い方により100ドル~160ドルくらいの価値)が発行され、実質年会費をなんとマイナス5ドルまで下げることができるのです。キャピタルワンのオンラインポータルは使いやすく、お値段も価格保証がされているので安心です。
通常の新規入会ボーナスは750ドル相当で口座開設から3か月以内に4,000ドル分をカードで支払うのが条件です。
主な特典
アメックスのプレミアム旅行クレジットカードの年会費が高いのでベンチャーXの年会費は安く感じられますが、それでもかなりの高額であり、れっきとしたプレミアム旅行クレジットカードとして多くの特典がついてきます。またキャピタルワンが空港ラウンジ業界に参入し、現在、ダラス・フォートワース国際空港、ワシントンDCのワシントン・ダレス国際空港(IAD)、デンバー国際空港(DEN)にキャピタルワンのラウンジをオープンしていいます。今後も続々と別の空港にオープンしていく予定です。ラウンジの質は航空会社ラウンジと同じような高いクオリティとなっています。主な特典を紹介します。
- キャピタルワンのオンラインポータルで飛行機、ホテル、レンタカーなどの予約に利用できるクーポンを毎年300ドル分をもらえる
- 口座開設記念日に毎年1万マイル(目安100~160ドル分)のマイルがプレゼントされる
- まだ数は少ないがキャピタルワンの空港ラウンジがこれから増えていくと予想される。キャピタルワンのラウンジだけでなく、プライオリティパス、プラザプレミアムのラウンジにもアクセスできる
- 無料で同伴者もラウンジを利用できる
- 家族カードを無料で作れて、家族カードの家族が一人ででも空港ラウンジ特典を利用できる
- レンタカーの保険がプライマリー(自分の車の保険を先に使わなくても良い)
- キャピタルワンは他のクレジットカード会社に比べて承認率が低いのが難点
キャピタルワンの空港ラウンジ
現在3つの空港にキャピタルワンのラウンジがあります。
- ワシントンDC(IAD)
- デンバー(DEN)
- ダラスフォートワース(DFW)
今後オープン予定のキャピタルワン空港ラウンジは以下の通りです。
- ニューヨーク(JFKとLGA)
- ワシントンDC(DCA)
- ラスベガス(LAS)
集客力が高く、レンタルできるスペースがある空港は限られているのか、どの銀行もラウンジのある空港がかぶっているのが残念です。
質が高いと評判のチェイスのラウンジにもなんとキャピタルワン・ベンチャーXで年1回だけですがアクセスすることができます!同伴者は有料になりますが家族カードを持っていると無料でアクセス可能です。チェイスのラウンジはプライオリティパスのブランドであるクラブにより運営されているからです。
ベンチャーXに向いている人
- 空港ラウンジやクレジットカードの実質年会費にお金を払いたくない人
- 同伴者と一緒にラウンジを無料で利用したい人
- キャピタルワンのラウンジが自分がよく利用する空港にある人
- 空港ラウンジは基本的なものでOKな人
- マイルや特典の仕組みを理解してお得に利用できる人
- キャピタルワントラベルのウェブサイトでホテルや航空券の予約をすることを厭わない人(300ドルクーポン利用時)
- 旅行カテゴリー以外でも1ドルにつき2マイル分付くので、カテゴリーごとに使うクレジットカードを変えたくなく、シンプルにカードを利用したい人
- レンタカーのエリートステータスが欲しい人
- レンタカーの保険はプライマリーがいい人
- そこそこの旅行保険があればいい人(ベンチャーXで旅行の交通費を全額支払えばキャンセル・中断保険有効、遅延保険は交通費を一部支払っただけでも有効)。事前に支払った宿泊代や現地ツアー代は補償されない(ホテルのキャンセル代金は大丈夫なのではないかと思います)ので注意が必要です。
ベンチャーXに不向きな人
- どうしても高額な年会費への抵抗感がある人
- よく使う空港にキャピタルワンのラウンジがなく、豪華なラウンジ体験を求める人(アメックスかデルタリザーブがおすすめ)
- ホテルのエリートステータスが欲しい人(その場合はアメックスやお目当てのホテルのプレミアムカードもおすすめ)
- とてもしっかりした付帯旅行保険がほしい人(補償額がキャピタルワンはチェイスやアメックスと比べ低い)
- 最近いくつもクレジットカードを口座開設した、クレジット歴が短い、クレジットスコアがまだ低い人(キャピタルワンは他の金融会社よりも審査が厳しく、クレジットスコアが良好でも審査に落ちることがあります)。
- ホテル、航空券はトラベルサイトを通してではなく直接購入するのが大切な人
すべての買い物に1ドルにつき2マイルつくので、普段使いにもお役立ちです。1マイルは基本1セント、マイル移行パートナーをうまく活用すればもっと価値を上げることができます。
4.チェイスサファイア・リザーブ(Chase Sapphire Reserve)おすすめ度 ★★
チェイスサファイア・リザーブ(Chase Sapphire Reserve)は年会費は550ドルと高額なものの、実質の年会費は250ドルです。チェイスサファイア・リザーブの強みはなんといっても交通費や駐車場代を含む旅行カテゴリーの支払いを自動的に300ドル分の返金をしてもらえること、他のクレジットカードよりも旅行保険が非常に充実していることや新規入会特典が良いことです。通常の新規入会ボーナスは750~900ドル相当で口座開設から3か月以内に4,000ドルをカードで支払うのが条件です。航空会社やホテルの提携パートナーにポイントを移行すると、ポイントの価値をさらに上げることができます。また最近は競合に勝つため空港ラウンジで巻き返しを図っており、エアカナダと提携してメープルリーフラウンジを利用することができるようになりました(スターアライアンス利用時)。今後はチェイスの空港ラウンジがさらに増えていくことが予想されます。
チェイスの空港ラウンジ
- ボストン(BOS)
- ワシントン(IAD)
- ニューヨーク(JFKとLGA)
- フェニックス(PHX)
- オースティン(AUS)* 屋外のテラススペースのみ
- 香港
オープン予定の空港
- ラスベガス(LAS)
- ロサンゼルス(LAX)
- フィラデルフィア(PHL)
- サンディエゴ(SAN)
主な特典
- チェイスの空港ラウンジは増加中でラウンジの質は航空会社ラウンジと同等に質が高いようです。今後ラスベガス、ロサンゼルス、サンディエゴ、フィラデルフィア、フェニックスにもオープン予定です
- 同伴者と一緒にラウンジを無料で利用できる
- 付帯のキャンセル・中断旅行保険の質が高く、交通費の一部をこのカードで払っただけでも保険が適用される(アメックス、デルタ、キャピタルワンは全額でないと適用されない)。旅行キャンセル・中断補償は、事前に支払った宿泊代や現地ツアー代も補償される(ただし同クレジットカードで支払ったことが条件)
- 旅行遅延保険も交通費の一部をこのカードで払っただけでも保険が適用される
- 旅行カテゴリーでの支払いのうち毎年300ドルが自動的に返金される。旅行カテゴリーは普段使いの交通費や駐車場料金なども含まれていて使いやすい
- 新規入会特典が充実している
- レンタカーのエリートステータスもついてくる
- チェイス・トラベルのホームページで飛行機、ホテル、レンタカーなどの予約をする場合ポイントの価値が50%増しになるので、簡単にそこそこ良いバリューでポイントを利用できる(キャピタルワン、アメックスにはない特典)
チェイスサファイア・リザーブはアメックスやキャピタルワンと比べて海外旅行だけでなくアメリカ国内旅行でのポイント利用にも強いので使いやすいです。
チェイスサファイア・リザーブに向いている人
- チェイスの空港ラウンジまたはメープルリーフラウンジがよく利用する空港にある人(ラウンジの質は航空会社ラウンジと同等またはそれ以上)
- 同伴者と一緒にラウンジを無料で利用したい人
- チェイスの空港ラウンジ以外の空港ラウンジは基本的なものでOKな人
- 付帯の旅行保険の質が高いことが重要な人(少しでもサファイアカードで旅行の交通費を支払えば有効)。事前に支払った宿泊代や現地ツアー代の返金されない分も補償され、予期せぬ災害や急病での避難も補償対象(チェイスの但し書きをしっかり読んで確認してください)。
- シンプルに特典を利用できることが大切な人
- ポイント利用のストレスを減らし、シンプルにかつお得にポイントを利用したい人
- ポイントをキャッシュバックでもらえるオプションが欲しい人(1ポイント1セントの価値)
- レンタカーのエリートステータスが欲しい人
- レンタカーの保険がプライマリーがいい人
- ポイント利用の上級者でポイント移行パートナーが充実していることが大切な人
チェイスサファイア・リザーブに不向きな人
- 高額な年会費への抵抗感がある人
- 必ず年会費の元を取りたい人(特典利用だけでは元は取れない)
- より多くの空港でラウンジにアクセスしたい人
しっかりとした旅行遅延・キャンセル保険が欲しいなら断然にチェイスサファイアのクレジットカードがおすすめです。空港ラウンジをあきらめられるなら実質年会費が45ドルのチェイスサファイア・プリファードでもほぼ同等の保険がついてきます。
空港ラウンジへのアクセス徹底比較
各クレジットカードの空港ラウンジへのアクセスの違いを表にまとめて説明していきます。年会費と特典のバランスが良いのがキャピタルワンのベンチャーXです。また家族カードでも本人と同等の空港ラウンジアクセスを獲得することができるので、家族カード無料のベンチャーXは有利です。
カード | アメックス | デルタ | ベンチャーX | サファイア |
---|---|---|---|---|
自社ブランドラウンジの質 | すごく良い | すごく良い | すごく良い | すごく良い |
アクセス可能ラウンジ数 | 多い | デルタ利用時 | のみやや少なめ | 多い |
自社ラウンジ同伴者 | 有料時あり | 有料時あり | 無料 | 無料 |
プライオリティパスラウンジ | 本人・同伴2人まで無料 | 本人・同伴2人まで無料 | 本人・同伴2人まで無料 | |
プラザプレミアムラウンジ | 本人・同伴2人まで無料 | 本人・同伴2人まで無料 | 一部本人・同伴2人まで無料 | |
エスケープラウンジ | 本人・同伴2人まで無料 | 本人無料・同伴者50ドル | 本人・同伴2人まで無料 | 一部本人・同伴2人まで無料 |
航空会社ラウンジ | デルタ利用時のみ本人無料・同伴者50ドル | デルタメインクラス以上・同伴者4回まで無料 | スターアライアンス利用時無料・同伴者59ドル | |
センチュリオンラウンジ | 本人無料・同伴者50ドル | 本人無料・ | 同伴者50ドル||
キャピタルワンラウンジ | 本人無料・同伴者2人まで無料 | |||
チェイスラウンジ | 本人・家族会員年に1回のみ無料 | 本人・同伴者2人まで無料 | ||
家族カード | 195ドル | 175ドル | 無料 | 75ドル |
年会費 | 695ドル | 650 | ドル395ドル | 550ドル |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
クレジットカードの初期費用の年会費を含め、毎月の支払いを全額支払うことができる人にのみおすすめです。残高を繰り越すと利息が高く逆に費用が高くなってしまいます。またアメリカ滞在歴が短い方はクレジットカードを作れないこともあります。その場合は担保となる預金をするタイプのセキュアカード(secured credit card)や初めての人向けのカードから始めてアメリカでのクレジット歴を作っていきましょう。
結論
普通の庶民の方へ一番おすすめできるのは年会費が実質無料でもラウンジのアクセス数が多いキャピタルワンのベンチャーXカードですが、自分が優先したい事項で選ぶとよいでしょう。私が選んだのはベンチャーXですが、旅行保険がチェイスサファイアより劣るのが気になるところで、今後チェイスサファイア・リザーブの特典が改良されれば乗換、または両方持ちも検討中です。とりあえずベンチャーXを1年使ってみてキープするかどうか決めたいと思います。
現在、チェイスサファイア・プリファード(Chase Sapphire Preferred、実質年会費は45ドル)を持っているので、家族で旅行の場合はクレジットカードを使い分けて、キャピタルワン・ベンチャーXとチェイスサファイア・プリファードの保険のいいとこどりをしようと目論んでいます。
- 予算重視ならキャピタルワンのベンチャーXが一番おすすめ。ただし審査がユニークに厳しい。
- 旅行保険やポイントの使いやすさ重視ならチェイスサファイア・リザーブがおすすめ。
- よく利用する空港にあるラウンジに合わせてカードを選ぶ。ボストン在住ならチェイスサファイア・リザーブ、デンバーならベンチャーX、アトランタならデルタリザーブなど。
- とにかくラウンジアクセス重視、贅沢な気分を味わいたいならアメックス・プラチナ。
- 一つの航空会社ばかり使うなら航空系のプレミアム旅行カードも穴場的存在感あり。
まとめ
空港ラウンジのアクセス付帯のプレミアムなクレジットカードなんて自分には手が届かないと思っていましたが、きちんと調べて自分のライフスタイルに合ったものを選べば、お得にまたは実質年会費無料で入手できます。しっかり空港ラウンジを利用して、旅行のストレスを少しでも減らして楽しみましょう。
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