アメリカ国立公園ランキング:都市近シリーズ~人気の都市から運転たった2時間の国立公園トップ5!

Mount Rainier

アメリカの国立公園に行ってみたいけど、運転はあんまり自信ないし疲れるしやっぱり近場がいいな。人気の大都市から2~3時間で到着できる人気の国立公園ってどこか知りたい。

実は人気の都市から2時間ほどで行けるこれまた人気国立公園は存在します。ロサンゼルス、シアトル、ラスベガス、デンバーなど観光大都市から近い素敵な国立公園をピックアップして紹介していきます。アメリカの国立公園というと日本と異なるスケールの大きい自然を見ることができ、絶対に訪ねてほしい場所がいくつもあります。しかし国立公園というと大自然と触れ合うだけに不便な場所に位置していることがほとんど。人気都市と組み合わせようとすると丸一日運転なんてことも。

目次

都市と国立公園を組み合わせるメリット

コロナになってからキャンピングブームが到来しましたね。大自然を体験できて屋外での活動が主で、3密を避けることができる国立公園は大人気です。けれども国立公園だけじゃなくて、一緒に都会も楽しみたいというのは欲張りな旅人にはありがちなリクエストです。運転時間も短縮できれば、遊ぶ時間も増えるので都市から2~3時間の場所に素敵な国立公園があればとってもいいですよね!

それに家族やグループで旅行するとき、みんながそれぞれやりたいことが違ったりしませんか?私は都会での食べ歩きが大好き、パートナーは都会の騒音や人混みが苦手・・・。そんな時、二人のニーズを両方満たすには都市と自然の組み合わせがいいのです。なので最近では都会に旅をするときは1日だけでも近郊の静かな場所で過ごす時間を作るようにしています。今回、ご紹介する都市・国立公園は(おすすめではないですが)強硬で都市から日帰りもできる組み合わせです。ここで紹介する国立公園はすごく素敵なので、できれば最低1、2泊はしてほしいのですが、忙しい旅人たちにも国立公園を楽しんでほしい!そんな気持ちで書きました。

アメリカ国立公園ランキング:都市近シリーズ~人気の都市から運転2時間の国立公園トップ5!

Tabindoが大人気の都市から気軽に行ける距離のアメリカ国立公園をセレクトしました。都市から近いからといっても国立公園の質に妥協したわけではありません!都市も国立公園も大人気のまさに両立型の提案です。それでは解説していきます。

  1. マウントレーニア国立公園 (シアトルから1時間50分)
  2. ロッキーマウンテン国立公園(デンバーから2時間)
  3. ジョシュアツリー国立公園(ロサンゼルスから2時間45分)
  4. デスバレー国立公園(ラスベガスから2時間、ロスからなら4時間)
  5. ザイオン国立公園(ラスベガスから2時間40分)

1.マウントレーニア国立公園とシアトル

夏には花が咲き乱れる Photo by Paul Crook

マウントレーニア国立公園(Mounta Rainer National Park)にあるレーニア山はワシントン州で一番高い山であるにも関わらず、シアトルからたったの2時間で行くことができます!頂に雪を抱いたレーニア山を背景に高原植物が咲き乱れる夏(7~8月)が夏休みとも重なり、一番おすすめです。夏のシアトルは降水量が少なく、気温も快適なベストシーズンです。高山植物を楽しみながらのハイキングはパラダイスが一番人気です。歴史的なホテル、パラダイス・インにも立ち寄ってみましょう。次に向かうのは車でのアクセスで一番標高の高いサンライズ・ビジターセンター。パノラマでレーニア山だけでなくカスケード山脈の景色が楽しめ、氷河を見ることもできます。各スポットとも、ちょっと見て気分を楽しむだけなら2時間、ゆったりと周りたいなら半日を予定しましょう。大都市からアクセスがよく夏は混雑するので、できれば平日、それが無理なら待ち時間を加味してゆったりめのプランを立てましょう。

プレミアム都市、シアトルだけでなくポートランドからも近い。

複数の大都市からアクセスが良いため夏は混雑

2.ロッキー山脈国立公園とデンバー

富士山級の山がいくつもある Photo by Lauren Lopes

デンバーから2時間、ロッキー山脈国立公園(Rocky Mountain National Park)はアメリカの国立公園の人気トップ10入りする国立公園です。一番人気は絶景のドライブを楽しめるトレイル・リッジ・ロード。近くのリゾートタウン、エステス・パークの町からアルパインセンターまでの往復をおすすめします。雪深いため通常5月の終わり頃に開通しますが、6月までずれこむこともあります。天候がもっとも安定する6月下旬から8月に訪れるのがおすすめですが、9月に混雑を避けて紅葉を楽しむのもありです。ベア湖の周りのハイキングコースも人気。ロッキー山脈公園といえば必ずベア湖の写真が掲載されるほどのインスタ映えスポットです。ふもとの町、エステス・パークでは、歴史あるスタンレーホテルに立ち寄ってみましょう。スティーブン・キングが宿泊してシャイニングを執筆するインスピレーションとなった心霊スポットでもあります。詳しくはこちらのブログ記事をどうぞ。

公園内を周る無料シャトルあり

公園内宿泊はキャンプ場のみ。コロナ禍での混雑のため、2022年も予約制の入場制度を行っている。

3.ジョシュアツリー国立公園とロサンゼルス

ジョシュアツリーは地球の温暖化で消えてしまうかも Photo by James Lee

ロサンゼルスから3時間弱ジョシュアツリー国立公園は日本ではまだ知名度は低いかも。訪問者数ではトップ10入りの国立公園です。気候が快適で降水量も少ない春秋(3~5月、10~11月)に訪れるのがおすすめです。見どころは奇妙な形のジョシュアツリー、あちこちにある奇岩、砂漠が朝日や夕焼けに染まる景色です。公園内には宿泊施設はなくキャンプ場のみですが、公園の北口付近の町に宿泊できる施設があります。光害が少なく満天の星を見ることができるはず。1時間ほど離れていますが、レストランなどが多くセレブも多く訪れるリゾート地、パームスプリングに泊まるのもよいでしょう。朝晩は涼しいので暖かい服装も用意しておきましょう。人気スポットはキーズ・ビューのビスタスポットからのパノラマの景色。頭蓋骨の形をしたスカル・ロックや真っ二つに割れた巨岩など。この公園は日の出や夕日の時間が絵になります。チャラサボテン園では春から初夏にかけて花も楽しめます。ちなみにチャラサボテンは、あまり近づくとサボテンがぽとりと落ちてきて、刺さるので、絶対に遊び半分で近づかないでくださいね。かわいい見た目とは裏腹に、最も危険なサボテンともいわれています。

ロサンゼルスだけでなくパームスプリングも楽しむことができる。

公園内にホテルがなくキャンプ場のみ。日中暑いため夏休みに行くと暑い。

4.デスバレー国立公園とラスベガス

Death Valley National Park
デスバレーは朝日と夕日の時間が一番きれい Photo by Grégoire Thibaud

ラスベガスから2時間と近いですがロサンゼルスからも半日で行ける距離にあるデスバレー国立公園。正直、砂漠を見て何が楽しいのかと初めは思いましたが、色んな地形が楽しめる奥の深い国立公園です。海抜が低いため世界で一番暑い場所でもあり夏は熱中症に注意。ベストシーズンは春。年によって珍しい雨が降ると野花が満開します。絶対おすすめの見どころは海抜マイナス86メートルのバッドウォーター盆地。塩水湖が乾燥してできたものです。アーティスト・ドライブで景色を楽しみながら、アーティスト・パレットにも立ち寄りましょう。様々な色に染まる丘がまるで絵のよう。ザブリスキー・ポイントでは黄金の丘を見渡せます。夏に行った場合はビジターセンター前の温度計の前でぜひ記念撮影を。砂漠系の国立公園は朝日、夕日の時間帯がきれいに染まるのでビスタポイントはそういう時間を狙ってみましょう。

ラスベガスだけでなくロサンゼルスからも結構近い

夏は日中暑いので夏休みを利用して行きにくい

5.ザイオン国立公園とラスベガス

Zion National Park
美しい赤い岩肌が特徴 Photo by Grégoire Thibaud

アメリカ人気トップ5に入る国立公園であるザイオン国立公園ラスベガスから2時間40分になります。5月から11月がピークシーズンですが、夏の日中はすごく暑いです。人気は渓谷の川沿いのハイキングコースのナローズ。夏なら川に入って歩く人達もいます。景色の良い道をドライブをしたい方はぜひキャニオンシーニックドライブを。ハイシーズンはシャトルバスでのみのアクセスになります。天使が舞い降りる場所という意味のエンジェルズ・ランディング、と呼ばれる渓谷の断崖絶壁を鎖につかまりながら人一人しか通れない場所は、チャレンジャーな方は試してみてもいいですが、行かなくても他に十分楽しみどころはあります。

春から秋の間は公園内無料シャトルあり

人気の公園のため混雑

まとめ

観光するなら大都市だけ、または国立公園だけと選ぶ必要はありません。アメリカでトップクラスの国立公園がなんとこれまたアメリカでとっても楽しい大都市からこんなに近くにあるんです。国立公園内や周囲の宿泊施設は予約が一年前くらいから埋まり始めます。ぜひ早めに計画を立てて、都会と大自然の両方を楽しんでみましょう!

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この記事を書いた人

ミネアポリス在住。アメリカの大自然や多文化に魅了された旅ブロガー。アウトドア系の旅行が特に好きで一人旅も多い。ちょっと怖がりなのでそれを克服する動機としてブログ開設。小心者の視点からのブログで同じような性格の女性にもアメリカ旅行を身近にしていきたいと願っている。

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