アメリカなのにヨーロッパ気分!車なしでも観光可能。カリフォルニア州サンタバーバラ

海外旅行はコロナウイルスに関する制限が複雑だし、まだ不安がある。アメリカ国内で海外に行ったような気分になれるとこはどこ?ヨーロッパ気分をアメリカで味わいたい。

カリフォルニア州サンタバーバラは植民地化時代のスペインの影響が色濃く残っており、町全体がまるで南欧に来ているかのような雰囲気!うれしいことにロサンゼルスから電車で気軽に週末旅行できる距離です。町はこじんまりとまとまっており車がなくても観光可能。のんびりしたいならサンタバーバラ旅行が絶対おすすめです。

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ヨーロッパ気分を味わえる場所、サンタバーバラ

カリフォルニア州の都市、サンタバーバラに足を踏み入れると美しい海岸と山を背景に赤レンガ屋根に白い壁の建物の街並みが青空の下に広がり、まるでスペインの地中海のリゾート地に来たかのような気分になります。フランスのカンヌからモナコ、さらにはイタリア北西部まで広がる美しいリビエラ海岸沿いのような景色が広がっており、アメリカのリビエラという愛称もあるくらいです。ロサンゼルスから近いのに、まるでアメリカにいるのを忘れてしまうようです。車も必要なし。女性一人旅にも最適のロマンチックな雰囲気の街並みです。

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青空と海、白い建物を背景にブーゲンビリアが咲き誇る  

サンタバーバラの気候、アクセス、着いてからの移動手段

サンタバーバラとはカリフォルニア州中部の海岸沿いの都市です。大都市ロサンゼルスからのアクセスがよく、天候が温暖で年間を通しての降水量が少なく快晴の日がとても多く、セレブにも人気のリゾート地です。年間を通して平均気温は理想的な18~24℃くらい、地中海気候でカラッとしているけれど海流の影響で夏もあまり暑くなりません。有名どころではオプラ・ウィンフリーさんや、ジョージ・ルーカスさん、かつてはアンジェリーナ・ジョリーさんとブラッド・ピットさんなどもサンタバーバラに住居を構えておられたそうです。

サンタバーバラはロサンゼルスから車で約2時間。アムトラックだとパシフィック・サーフライナーで2時間半ほどです。お値段は変動しますが、10月の週末で片道31ドル。アムトラックの駅は街の中心地にあり、すぐに観光を始めることができます。ロサンゼルス国際空港からも毎日シャトルバスが8本出ています。一人なら各50ドル、2人以上なら各45ドルです。

到着後は車がない場合やダウンタウン内を周るだけなら、公共のバス(Santa Barbara MTD)で十分です。ダウンタウン内、海岸沿いの路線内なら大人はたったの50セントで乗ることができます!私たちはアムトラックで到着し、この方法で移動しましたがとても便利でした。さらにダウンタウン以外の場所に行くならサンタバーバラ・トローリー・ツアーが便利です。

車窓からの眺めを楽しみながらサンタバーバラに到着することができます。 

街並みがスペインな理由

元々はサンタバーバラにはもちろん先住民の方々が暮らしていました。そこにスペインが植民地にしようと占領下におき、一時はメキシコの一部だった場所です。ゴールドラッシュを経験したのち、1910年代は映画の中心地、療養地としても栄えました。スペイン占領下の面影を残す町並みを復興する運動がおこり、新しくダウンタウンに建てる建築物はスペインのコロニアル風にするという条例が定められた何か月後かの1925年に大地震が起こり、ダウンタウンはほとんど壊滅。そのためダウンタウンを歩くとすべての建物がスペイン風なのです。建造物をよく見ると耐震補強された建物を見かけることもあります。

ゆったり旅のおすすめ観光スポット

サンタバーバラに着いたらまずはダウンタウンのステート通りを歩いて観光しましょう。サンタバーバラ観光局が歴史的な赤煉瓦の建築物を訪れることができるウォーキング・マップを提供しています。

ステート通りには素敵なお店や飲食店がたくさん並んでいるので休憩しながら歩きましょう。

絶対外せないおすすめスポットは裁判所です。建物自体が美しく、ツアーもしてくれるだけでなく時計台に登れてそこからの美しい街並みを一望できる絶景スポットです。

スペイン風の裁判所の建物。 Photo by Tabindo
スペイン風の裁判所の建物。

歩いていると日本街の史跡の表示がでてきて初めて知ったのですが、サンタバーバラにも戦前は日本街があったそうです。El Presidoの辺りに500人ほどの日系人が日本街を形成していたらしいのですが、ほぼ全ての日系人の方々は強制収容所へ送られ日本街は姿を消してしまいました。当時の地図を見つけたので興味のある方はこの辺りを散策してみてください。

サンタバーバラに行ったら絶対に砂浜に行ってください。真冬に訪れたにも関わらずとても美しい砂浜でお花まで咲いていました。海岸沿いにはヤシの木が並び、遊歩道が整備されていてお散歩が楽しめます。スケートボード・パークがあり、ここで私たちはなんとのちにオリンピアンとなるスカイ・ブラウンちゃんたちがスケボーしているのを見かけました。スターンズ・ワーフ(埠頭)は歩くのを楽しめるだけでなく、レストランもあります。いかにも観光な場所ですが気が向いたらどうぞ。海岸沿いを東へ行くとイーストビーチと呼ばれるもう少し静かなビーチにたどり着きます。ビーチバレーを楽しむ人もいますが、この辺りは少し座って海を眺めてリラックスもできるでしょう。

ザ、カリフォルニアな風景

おすすめのレストラン

Santa Barbara Public Marketには色々なレストランが入店しています。一番人気はメキシコ料理のCorazon Cocinaとタイ料理のEmpty Bowl Gourmet Noodle Barです。同伴者と食べ物の好みが違う場合は、ここに来ればそれぞれが好きなものを食べられます。外に素敵なパティオがあり、食事をとることができます。

日本の味に飢えている方は、サンタバーバラで一番おいしいお寿司屋さんという評判のTeru Sushiにてディナーをどうぞ。

ザ・アメリカなダイナーで朝食を食べたい方は100年近くサンタバーバラで営業しているJoe’s Caféに立ち寄ってください。ここのステーキと卵の朝ご飯はとても美味しかったです。

アムトラックの駅近くにはファンクゾーンと呼ばれる地域があり、おしゃれなレストランやギャラリーが集中しています。贅沢な気分を楽しみたい方にはワインのテイスティングなどもできます。予算が限られていて、雰囲気はなくてもおいしいものが食べたい方には、行列のできるLily’s Tequeriaというタコスのお店がおすすめです。

Shellfish Companyはスターンズ・ワーフの先端にあるシーフードのレストラン。屋外席で海を眺めながらシーフードをいただきましょう。軽食で済ませたい場合はカップのクラムチャウダーやビスケーのみを注文しても良いですね。

おすすめのツアー

トローリー・ツアー

最も歴史あるツアーで25.65ドル。車掌さんが色々説明してくれ、ダウンタウン外の観光名所、オールド・ミッションや高級住宅街のあるモンテチトなどもトローリーから眺めることができます。車がないなら特におすすめです。オールド・ミッションでは中に入る時間もありました。

歴史的建築物の週末ウォーキング・ツアー

質の高いボランティアによるサンタバーバラの週末ウォーキング・ツアーは10ドル。私たちも参加しましたが、とても楽しくサンタバーバラの歴史と建築物を学ぶことができ、おすすめです。

現代版、スペインのコロニアル風建築家であるジェフ・シェルトンさんの建築物を周るウォーキング・コースは自分のペースでマップを見ながら周りましょう。

宿泊場所おすすめ

車なしでの観光の場合は中心地であるステート通りにホテルを見つけるのが便利です。静けさを求める場合はイースト・ビーチの辺りヒルトンなども良いでしょう。ステート通りまで歩いて17分と少し離れています。バスでも移動できますが、夜にレストランなど行く場合はライドシェアを利用するのが便利です。

コロナウィルスで海外旅行は不安なもの。ぜひサンタバーバラでヨーロッパ気分を味わってみませんか。

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この記事を書いた人

ミネアポリス在住。アメリカの大自然や多文化に魅了された旅ブロガー。アウトドア系の旅行が特に好きで一人旅も多い。ちょっと怖がりなのでそれを克服する動機としてブログ開設。小心者の視点からのブログで同じような性格の女性にもアメリカ旅行を身近にしていきたいと願っている。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • Thanks for sharing about things to see/do in Santa Barbara. I also really appreciate the history including the information/map about the Japantown that was once there.

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